![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
一本の木と少年の関係性を描いた、シェル・シルヴァスタインの名著『おおきな木』。成長するにつれ、木への愛情が変わっていく少年と、ずっと変わらず少年に与え続ける木の姿には、読者の年齢に応じて様々な気づきがあることでしょう。淡々と語るシンプルな文章は、読者の経験から奥深い物語を立ち昇らせます。
ほんだきんいちろうさんの訳で有名だった『おおきな木』が、村上春樹さんの新訳で出版されたのが2010年。それから十数年を経て、今度は英語と訳文が併記された絵本が登場しました。驚くのは「大きな木」の原題が「The Giving Tree」だったこと。それを知った上で改めて表紙の絵を見ると、なるほどと納得できます。 そんな風に、英語表現のニュアンスから今作をより深く理解したり、村上春樹さんならではの訳文の醍醐味を体感したりして、物語をより一層深く掘り下げて楽しんでみてください。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
1本の木が少年に与える限りない愛を描いた名作絵本「おおきな木」。この世界的ベストセラーを原文で楽しみたいという声にお応えして、バイリンガル版を刊行。また、訳者の村上春樹氏が、原書をどのように読み解き、それを日本語でどのように表現したのかも興味深く、英語学習だけでなく色々な味わい方のできる1冊です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
私は英語が大好きです。20代の頃は兵庫県芦屋市のルナ小ホールで英語による朗読をさせて頂いたこともあります。この本はバイリンガル版ですが、ひじょうに興味深く、読ませて頂きました。とても感動しました。これは何よりも人生の意味を深く追求しているからです。このお話はほんとに奥が深く、心地よいと思いました。また私は村上春樹さんの大ファンですが、この本の訳は素晴らしいと思います。この本は繰り返し何度も読みたくなります。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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