
江戸時代の怪談を読んで、時間に興味をもった著者。スポーツの昔の記録から、1秒の長さも、時代とともに変わってきたらしいことに気づく。1秒はいつ、だれがきめたもの? 調べていくうちに、時間にかかわる人間の、長〜い歴史が見えてきた。

1秒の長さについて知りたいと思ったきっかけから始まり、
まずした行動、借りた本、知ったこと、新たに感じた不思議、行った場所、取材した人。
すべてが順番に記載されています。
知ったことをただまとめるのではなく、文章で過程を細かく書いているので、調べ学習の参考になります。
実際に紹介されている本は読んでみたくなりましたし、施設は見学したくなります。
読んでびっくりしたのは、時間の長さと無関係であろう宇宙のことや、ある特定の元素が登場したこと!
ひとつの公的な事柄を決めるのに、正確性を求めあらゆる分野から検証し、確立する。
時代とともにその基準も変わっていく。
そして、今現在の基準も将来、別のものに変えられている可能性があると言うこと。
驚きの連続でした。 (ヤキングさん 20代・ママ 男の子9歳、女の子3歳)
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