
『まほうつかいのメルリックのはなし』の6巻目です。
メルリックを一方的にライバル(?)だと思っているソンドラックの新たないじわるが始まりました。
事件の始まった最初はそうとは気付かなかったのですが、
メルリックの妹やいとこたちが、そんなことをするのは「ソンドラックに違いない」と断定し、実際その通りだったりするところがこの作者のおはなしの持っていき方の面白さかな〜と、思いました。
子どもたち向けのおはなしって、筋が読めちゃうのに、そこが面白い!って、思わせるものの方が評価が高いことが多いんですよね〜。
日本の「時代劇」や「刑事コロボ・シリーズ」の作品の作り方と似てると思いました。
それにしても、ソンドラックのやったことの仕返しとして、本物の優しい魔法使いであるメルリックが、王さまにわざと意地悪なんかしてしまうところは、なんだか可愛らしくて笑ってしまいました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子13歳)
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