![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
冷たい池にすむヒキガエル、地面の深くにすむモグラ、どっちのお嫁さんにもなりたくない!
むかしむかし、子どもをほしいとねがう女の人がひとり、暮らしていました。ある日、知らないおばあさんから種をひとつぶ、授かります。種は大切に育てると、やがて花のつぼみをつけました。そしてなかから、おやゆびほどのちいさな女の子があらわれたのです。その子はおやゆび姫と名づけられ、女の人とふたり、しあわせな暮らしがはじまりました。ところが突然、ねむっているおやゆび姫をつれさろうとするものが… 長く語られてきた、おやゆび姫のハッピーエンド。そのあとに、大好きなお母さんに会いに行く一コマを加えた、著者ならではのラストシーンが描かれる。
名作昔話を、こわすぎず、親しみやすく、現代にむけてアレンジした「世界の美しいおとぎ話」シリーズ2冊目。海外のお人形を思わせる大きな瞳、儚げな表情…アン・レイセンが描くイラストは、どこか影のある美しさを感じさせます。聞いたことはあるけどストーリーは知らない…そんな大人にも、おとぎ話の世界が広がるきっかけに。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
はじめて読む作家さんです。表紙の美しさにひかれて読んでみました。はっとするような、幻想的できれいな挿絵です。特に、おやゆび姫がうまれる場面は独創的で、思わず、見入ってしまいました。よく知った物語が、また違った印象です。シリーズのようなので、他の絵本も読んでみたいと思います。美しい絵本なので、大人へのクリスマスプレゼントにもいいなあと思ってしまいました。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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