![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
世界の名作にサブキャラクターがプラスされることで、もとのストーリーをより深く楽しめる「きしらまゆこの2WAYおはなしブック」シリーズ第8作目は、アンデルセン童話の「おやゆびひめ」。
しかけなしで読むと、童話のおはなしがそのまま楽しめます。 花の中から生まれた「おやゆびひめ」が、ひきがえるに連れ去られ、ちょうちょに助けられ、こがねむしに連れ去られ……とハラハラどきどきの展開の最後は、ハッピーエンド。おやゆびひめが困難の中でも一歩一歩行動する姿に、憧れてしまいます。
次はいよいよしかけをめくってみましょう♪ しかけをめくると現れるのは「こゆびひめ」。不思議なことに、元気いっぱいのこゆびひめとしっかり者のおやゆびひめが、姉妹のように思えてきます。それ以外にも、登場する生き物たちの様子を深く掘り下げたエピソードも楽しめるという、1冊で二度おいしいしかけ。作者のきしらまゆこさんは、自身の姉妹関係とリンクするような感覚で創作されたそう。後ろの見返しのウエディングシーンのシルエットもお見逃しなく。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
そのまま読むと「おやゆび姫」のお話が楽しめて、しかけを開いて読むと、ひとまわり小さい「こゆび姫」があらわれて、二人のお姫様が元気いっぱい活躍する新しいストーリーが楽しめる♪くすっと笑える2WAYえほん! 好評『3びきのこぶたと4ひきめのこぶた』『おおきなかぶとちいさなかぶ』『うさぎとかめとあり』 『きんのおのとぎんのおのとたくさんのおの』『おおかみと7ひきのこやぎとおにいさんおおかみ』 『きたかぜとたいようとふたりのたびびと』『3つのねがいと1つのおねがい』につづくシリーズ8作目です。 姉妹のように思い合うお姫様二人の、 優しく勇敢な新ストーリーをお楽しみに!!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
「え?こゆびひめ!?」と、タイトルと表紙の絵に目を奪われました。
読んでみて、なるほど。ページ毎に、おやゆびひめのお話、仕掛けを開いてこゆびひめのお話、とお話が2倍(それ以上)に膨らんで続いていきます。
元気いっぱい、やるき満々でのこゆびひめが可愛く、読んでいてニコニコ笑ってしまいました。明るく楽しい『おやゆびひめ』のパロディ。面白かったです。
このシリーズ、他にも何冊かあるとのことなので、早速読んでみたいと思いました。
気軽に楽しめる、明るく可愛い一冊。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子11歳)
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