にんにんにんじゃ、にんじゃたろう。まだまだ修行中の身、手裏剣は的に当てられないし、すいとんの術では失敗しちゃうし、なんだか見ていて頼りない。そんな時、聞こえてきたのは大きな声。
「うわぁーん! たすけてー−−」
大変、誰かが助けを呼んでいる。ここはにんじゃたろうの出番!相棒のおおたかまると一緒にはりきって向かいます。……でも大丈夫かな?
主人公は、子どもたちが大好きな忍者。失敗も多いけれど、一生懸命なその姿にいつしか自分を重ね合わせ、応援せずにはいられなくなるでしょう。得意な分身の術を繰り出している時も、なんだかずっと楽しそうなのもポイント。すぐに真似してみたくなっってきます。
それもそのはず、作者は元保育士、今は絵本作家、あそび作家としても活躍されている浦中こういちさん。子どもたちとの触れ合いの中で生まれてきた絵本なのだそう。巻末には「にんにんにんじゃのうた」の楽譜も。QRコードから、浦中さんが実際に歌っておどっている動画を見ることもできます。
絵本を読んで、一緒に遊んで。にんじゃたろうと一緒に元気な時間を過ごしてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
せっしゃは、にんにんにんじゃ、にんじゃたろう。 みんなの役にたちたくて、修行にはげむけれど、いつも失敗ばかり。 すると、どこからか助けを呼ぶ声が! にんじゃたろう、活躍できる!?
子どもたちの大好きな忍者が主人公。 決して器用ではないけれど、一生懸命なにんじゃたろうを子どもたちもきっと応援したくなるでしょう。 元保育士の浦中さんが、子どもたちとふれあうなかで作った絵本です。 巻末に、にんじゃたろうの歌の楽譜も掲載。
表紙のかわいらしいにんじゃが気になって、手に取りました。
一生懸命にんじゃの修行をするにんじゃたろう。いろんな忍法を試しますが、なかなかうまく行きません。でもそんな時に助けを求める声が聞こえてきて……。
はじめはうまくいかない不器用なにんじゃたろうですが、諦めずにがんばる姿には勇気をもらいます。何事も諦めずに頑張ることが大切だなと教えてくれます。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子13歳)
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