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あっちゃんが幼稚園から帰ってくると、おばあちゃんの具合がよくないという電話がありました。お母さんは様子を見に出かけることになり、あっちゃんは、初めてひとりでお留守番することになりました。しんとした静けさの中、急に台所の料理道具や野菜たちが踊り始めたのです。怖くてこたつにもぐりこんだあっちゃんに、ぬいぐるみのくまが寄り添います。お留守番という特別な時間に起こる、不思議で美しいファンタジーです。

雰囲気のある表紙のイラストに惹かれ、手に取りました。
一人でお留守番することになった女の子のお話。
自分も幼い時、一人で家にいると、ちょっと怖いような不思議な感覚になったことを思い出しました。
モノトーン画面に赤とオレンジ色だけが塗られているのがおしゃれです。
足踏みミシンやパッチワーク風のこたつ布団など、ちょっとレトロな日本家屋のインテリアも素敵。大人も楽しめました。
同じ作家さんの作品『まよなかのゆきだるま』もおすすめです。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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