![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
一人で校庭の花をちぎっては捨てていたヒロシは、「カンナ」と名乗る知らない男の人に「大きくなったら、お医者さんになるんだって」と声をかけられた。そして、カンナさんがすすめる大人になれるお菓子を食べたヒロシは、すぐにヒゲの生えたりっぱな大人になってしまった。カンナさんの着ていた大人の服に着がえると、そばにあるカバンには聴診器や注射器が入っていた。 お医者さんになったヒロシが診察してあげようとしても、クラスメイトも担任の先生もヒロシをだれだかわからなかった。ヒロシは一人ぼっちで夕ぐれをむかえたが……お話の結末は「こ・わ・い」です。
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