![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
野原にカエルが一匹、ぴょこん。 『ジロッ』とにらんで、サナギを『パクッ』。 まんぷく、お昼寝『ケロケロスー』。 そしたらこんどは、ヘビが『ジロッ』!
擬音語だけで描かれる、カエルを襲った大事件!!
ヘビに追われて崖から落っこち、あわやと思えば、まさかのペリカン!? 空中でパクリと丸呑みされて、それでも終わらぬ大騒ぎ!
擬音語だけで描かれる物語はテンポがよく、次々におそいくる意外なできごとも相まって、その目まぐるしさに思わず笑ってしまいます。
主人公のカエルは、寝息が『ケロケロスー』!? 崖から落ちれば、悲鳴は『ケーロー』! ときおり発せられる独特の擬音語で、おかしさ、可愛さ、さらにマシマシ!
初めの『ジロッ』と終盤の『ジロッ』で、同じ擬音なのに印象がまるっきりちがうのも、おもしろいところ。カエルがそれぞれなにを思って『ジロッ』としているのか考えると、かわいそうだけど、やっぱりおかしい!
『ジロッ』ではじまり『ジロッ』で終わる、にぎやかな一瞬の大冒険!
(堀井拓馬 小説家)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
Kotobanist(ことばの達人)おおなり修司 と Mokuhanger(木版画作家)たけがみたえ の 初コラボ作品!
ジロッっと見たり見られたり、パクッと食べたり食べられたり。 ヘビやペリカン入り乱れ、上を下への大騒ぎ! さあさあカエルの運命やいかに!!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
たけがみたえさんのカラフルでインパクトのあるイラストに惹かれ、手に取りました。
「ジロッ」「パクッ」などの擬音語や表情でハラハラドキドキさせられる展開。躍動感をめいいっぱい感じられます。文章がないからこそなのかもしれないですね。
木版画の温もりに春の暖かさを感じました。かえるがケーローと落ちていくのもかわいいです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
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