![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
詩人・くどうなおこさんが、のはらを歩きながら耳を傾けたのは、動物たちや虫たち、風の声。それを詩として紡ぎ出したのが『のはらうた』です。たとえば、かまきりりゅうじ、かぜみつる、ふくろうげんぞう――彼らの生活や心の声が、優しく、時に力強く詩に込められています。 今回、その『のはらうた』が、あべ弘士さんの美しい絵とともに新たに生まれ変わりました。『のはらうた絵本』では、あべさんが描く繊細でありながらダイナミックなイラストが、くどうさんの詩の世界にぴったりと寄り添い、のはらの住民たちがまるで本の中で生きているかのように感じられます。風がそよぎ、虫たちが密かに囁き、動物たちが生きる喜びを語る――自然の豊かさと生命の力強さが、ページをめくるたびに溢れ出します。 『のはらうた』40周年を記念して出版される『のはらうた絵本』は、全25篇の詩とともに、子どもから大人までがのはらの声に耳を傾け、自然の美しさや楽しさを存分に味わえる一冊です。自然との対話を楽しむ特別な時間が、あなたを待っています。
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