さすが人生の達人とは思いましたが...
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投稿日:2010/06/20 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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表紙絵のおじいちゃんの左手の“3”って指折っているのに笑いました。
今回のお話には、ドキッとしました。
私がこの家のおじいちゃんの息子のお嫁さんなら、「お義父さん、いい加減にしてください。貧乏神だけは、いくらなんでもちょっと困ります。」って言ってしまいそう。
ページを捲る毎に、どんどん貧窮状態になっていく家の様子に、心配になってしまいました。
なのに、貧乏神を褒め称えるおじいちゃんには呆れます。
会社が潰れて肩を落としかえってきたお父さんに、お風呂でかけたおじいちゃんの一言は、さすが人生の達人とは思いましたが、ラストの“いいがらラーメン”には、笑いつつも、このラーメン屋さんの繁盛を祈ってしまいました。
さ〜、4も捜してきますぞ〜!
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子供の才能に灯がともるようなエンディング
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投稿日:2010/06/20 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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こちらもウンゲラーの作家として姿勢が伺える作品です。
人種差別反対のメッセージがこの作品にもあらわれています。
また、子供の才能に灯がともるようなエンディングが読んでいて気持ちよかった。
読み始めると、お子さんは、引越ししたばかりゆえラフィに友達ができないと理解するやも知れませんが、大人は社会の冷たさに気づくことと思います。
子供の可能性を信じ愛するウンゲラーの眼差しが、ストーリーに一貫し見られ、“子供は宝”という思いが伝わって来ます。
作中のラフィとキーの作品に息子は興味を持ち、見入っていました。
ものを作り出す喜び、独創的な発想、ユーモアたっぷりなカラフルなデザインを堪能しました。
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まずは表紙絵を見て笑ってください
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投稿日:2010/06/20 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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最近、木坂先生の詩「夏休み」を6年生のお話会で読みました。
この作品も、たくさんの“おっとっと”の場面が、テンポよくこれでもかこれでもか〜と出てきます。
読んで楽しく、ユーモアたっぷりの高畠先生の絵を見て笑える素敵な作品です。
小さいお子さんもきっと夢中になれると思います。
亀さんにもペンギンさんにも笑いましたが、主婦の私としては、よそのうちでは電球の付け替えは、お父さんの仕事なんだと知りました。
息子にも薦めて見ましたら、むしさんのページが可愛いと言っていました。
まずは表紙絵を見て笑ってください。
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自分用にほしい一冊
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投稿日:2010/06/17 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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絵本のなかにでてくるおいしそうなお菓子やお料理のレシピがせいぞろい。絵本の紹介もされてますし、作り方も写真をまじえてていねいにかかれていて、お気に入りになりました。
レシピを見て絵本を読んでみようと思ったり、絵本を知っていて作ってみようと思ったりと、さまざまだと思いますが、この一冊で絵本のおもしろさとレシピのおいしさの両方を楽しむことができると思います。
ラッピングのアイデアや、バースディパーティーをとりあげた本の紹介など、読むだけでも心豊かになれます。もちろん、実践してみればさらに幸せな気持ちになれるでしょうね。
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できるなら神様にお返ししたいこの醜い感情
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投稿日:2010/06/19 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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50年前のアメリカの作家さんの作品と知り、驚きました。
今の時代にも垣間見る、少年少女の残酷なからかいや蔑みの光景。
ポーランド移民の子ワンダ。
身なりからして、経済的にも相当貧窮していたようです。
学校に来ても、言葉もおそらく不自由であったことでしょう。
授業でも躓き、先生の説明にも黙り込むほどですから、クラスメートに流暢に英語で話しかけられるはずがありません。
彼女の存在は、クラスの中で無きに等しい状況だったようです。
その彼女の、一言を聞き逃さず執拗にはやし立て、待ち伏せまでするようになるペギーとマデライン。
こんな子に百枚のドレスがあるわけが無いと決め付け、意地悪い質問攻め。
読んでいて、人間の心の中にあるこの残酷さ意地悪さが悲しくなります。
できるなら神様にお返ししたい人間の醜い感情です。
決して、少年少女ばかりじゃない。
大人社会にもこんな場面は、どこにでもあるガッカリする光景です。
せめて、学校で学んでいる時間は、子供は等しく対等の存在で一心に黒板を見つめられる環境であるべきなのに。
着ているもの、住んでいるところ、親の経済力、使っている言葉、親からプレゼントされた名前、身体的特徴など、どれもこれも本人がいかんともしがたい事由です。
それをあげつらい、からかうことを喜びとする周囲の子供たちの心の貧しさ。
マデラインの煩悶の中に、少女の心の中の内実が描かれていて、ほっとします。
ワンダの転校で、ペギーとマデラインが考えを改める機会を持て良かったと思います。
また、ワンダの百枚のドレスが本当であったことも、転校後彼女にそれが評価されたことを手紙で伝えられたことも良かった。
そして、ラストでペギーとマデラインの気づいた事に、こみ上げてくるものがありました。
読むと時にはワンダの立場に立てるのに、本を離れると知らず知らずペギーやマデラインのようなことをしていることがあるやも知れぬ事に、息子にも気づいて欲しいと思い薦めました。
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じいさん、みつけましたぜ!
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投稿日:2010/06/18 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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『じいさん、みつけましたぜ!』と心の中でつぶやきながら、ニタッと笑い図書館のカウンターに向かいました。
このシリーズは、順番に読みたいとこの作品を捜していました。
表紙絵のおでこに笑い、扉絵のおなじみの掛け軸にやっぱり笑い、ワクワクしながら読みました。
いいですねぇ〜、孫と温泉旅行なんて。
母親としては、息子をお任せできるこの元気さが良い。
旅館の部屋の額入り色紙に大笑い!
さっそく長谷川先生の遊び心でしょうね。
おじいちゃんのwelcome精神にも参ります。
あの世とこの世の境界なんて、「いいから いいから」 ですか?
マッサージに温泉に、と至れり尽くせりのおじいちゃん。
それにしても、このおばけさんの台詞がまた良い。
温泉に入ることを断る理由、さらに注がれたビールの値段を気にする台詞で、親子でひっくり返って笑いました。
あ〜、愉快!愉快!
さ〜、『...3』を捜索に行かなくては。
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奥が深いなあ
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投稿日:2010/06/17 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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読みながら、イエコさんという家は、いろんなものをぱくり!ぺろり!とするのに、どうしてイエコさんって、「さん」づけなんだろうと思っていました。そして、はっとしたのが、
「やさしいのがこわいのさ。 こわいのがやさしいのさ。」というイエコさんの言葉。みかけによらないんだよというメッセージに、イエコさんがどうゆう家なのかが読み取れて、なんだかうれしくなったのです。
読みながら怖がる子もいるかと思いますが、イエコさんがとる行動とイエコさんの気持ちの関係を読み取ったときには、きっと明るい笑顔になると思います。
読みすすめればすすめるほど、気持ちを温かくしてくれる絵本です。
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わかりやすい!
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投稿日:2010/06/17 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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とびらに、経済の基本をわかりやすく説く、楽しみながら学べる絵本。とありました。まさにその通りだと思いました。
経済というと難しく考えがちですが、こうやって経済って成り立っているんだなあということを、五味さんの親しみやすい絵と文で知ることができます。子どもだけではなく、大人もかなり勉強できます。
お店ができるわけなんて、単にお金もうけのためかなあなんて思っていましたが、売る側も買う側もうれしい気持ちになるというところから始まってるんですね。目からうろこでした。
相手を思う気持ちが自分に喜びを与え、それが発展して、地域全体がうるおい、便利になっていく。この流れを一冊でしかもカンタンに知ることができるなんて、ほんとにすごい絵本です。
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ポンポンポ〜ンというテンポの良さ
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投稿日:2010/06/17 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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当世落語風絵本というサブタイトルに惹かれ読みました。
ポンポンポ〜ンというテンポの良さで、お話が進みストーリーに引き込まれました。
松吉さんが行った三途の川で、一緒に戻ってきてしまった手首の描写には驚きましたが、次第に手首のテの助が可愛らしく思えてしまうのもこのお話の魅力のなせる技でしょうか。
亡くした幼いわが子の身代わりとばかりに、一緒に生活をし始め、老夫婦共々生きる喜びを見出していくシーンはホロリとさせられます。
テの助の正体を知るや、お光のとった行動にもジ〜ンでした。
ラストが明るい終わり方なので読後、すっきりした気分になりました。
中学年くらいからのお話会に読んでみたいと思いました。
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すてきなバースデイ
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投稿日:2010/06/17 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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これを読んで、こんな有意義なバースデイがあるんだなあと感心しました。ただ、プレゼントをもらってみんなに祝ってもらうだけじゃなくって、誕生日のために、自分自身が何かをやって達成感を得るっていうのがいい。とくに、大人への入り口に立つ子どもにとっては、もってこいのアイデアだと思いました。
アンジェリーナのシリーズはどれもそうですが、アンジェリーナの洋服にはじまり、町の風景までもが、ほんとに細かく描かれていて、かわいらしくてあこがれてしまいます。バースデイパーティーのようすもそう。こんなパーティーを、大人でもやりたい!って思わせてくれます。
子どもから大人まで、いつもの生活を楽しくさせるヒントがこの本にはたくさんあるなあと思います。
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ワールドカップ&父の日・・・旬の絵本!
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投稿日:2010/06/17 |
ぼのさん 40代・ママ・新潟県 男の子16歳、女の子14歳、女の子9歳
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今朝は、6年生今年度最初の絵本読みボラ。
「何を読もうかな〜?!」と、ずっと迷ってて、朝になって急に「これにしよう!」と思い立ったのが、この絵本!
ワールドカップ熱に沸いている今、旬でしょう?!(笑)
サッカーが大好きなウィリーは、毎週練習に通ってボールを追いかけてますが、サッカーシューズも買えず、誰も相手にしてくれません。
そんなある日、サッカーの上手い不思議な男の子に出会います。
その子からもらった古いシューズを履いてみると・・・???
ウィリーは、急にサッカーが上手になったのは、魔法のくつのせいだと思ってますが、実はそうじゃなかった!
こつこつ努力続けてきたことが、ちゃんと力になっていて、ちょっとしたけっかけで、花が開くんですね。
見た目や、今までの結果だけで、「どうせだめだ〜」「できっこない」
「俺なんて・・・」とあきらめてしまいがちな、子どもたちに勇気を与えてくれる素敵な絵本です♪
ゴリラ好きのアンソニー・ブラウンが、愛情をたっぷりこめて描いた絵が、すごくいいです!
そして、背中を押してくれた不思議な男の子が、家に飾ってある写真のお父さんそっくりなのがいいですね。
きっと、若かりし頃のお父さんが、力を貸してくれたんでしょうね。
もうすぐ父の日!こちらの理由からも旬の絵本です♪
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ガシッ!とこの本をつかまえ、「やった〜!
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投稿日:2010/06/09 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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ガシッ!とこの本をつかまえ、「やった〜!高畠先生の新刊だ〜」と喜び勇み読みました。
なになに?講談社子どもの本通信「dandan」連載の人気作なんですか。
も〜、楽しい。
ナマケモノを見習わなくっちゃ、って反省させられる程心和みました〜。
息子は、〈とつぜんのテナガザル〉、ははは、〈ぼくも〉が気に入りました。
「はやくしなさい!」「まだしてないの?」って、言い過ぎかもしれませんね。
でも、また明日言っちゃうんだろうな〜(笑)。
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迫力ある絵が、パニック感を良く伝えて…
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投稿日:2010/06/06 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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6月にはこんなこともあるかも。
土曜日の朝雨が降り出して、にわとりが鳴き出し、ねこがにわとりにフーッといい、いぬがねこにほえかかり、とうさんがいぬをしかり、「しずかにしてよ!」と、かあさんが叫ぶ。
お巡りさんが、パトカーを通りに停めたまま、「どうしましたか」と、戸を叩く。
さ〜、パトカーのおかげで、後ろは渋滞で大騒ぎ。
みんなイライラカリカリ。
上からこの状態を描いたアングルのページにニヤリとしてしまいました。
と、…あめが あがった!
この後の丸くおさまったみんなの笑顔が、いいですね〜。
人ごとだと、暢気に眺めていられますけど、いざ自分の身に降りかかるとね…。
デイビッド・ジャノンさんの迫力ある絵が、パニック感を良く伝えてくれてます。
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やはりブラックはおもしろい!
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投稿日:2010/06/14 |
ヒミコさん 40代・ママ・神奈川県 男の子13歳、男の子10歳
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ビートたけしが、だれでもが知っている昔話や童話、言い伝え等をブラックブラックに書き換えた本。
はっきり言って、教育的とは言えない内容なのですが、道徳的でない分、世の中の真の姿を言い当てているようで面白い。
5年の読み聞かせで、ブラック度の少ないものをセレクトしてよんでのですが、特に好評だったのは「鶴の恩返し」
これは、鶴の恩返しのパロディー版です。
内容の方は、おじいさんが、鶴を助けた後に居ついた娘は、食っちゃ寝生活を送る怠け者で、後日、おじいさんが部屋を覗いたところ、助けた鶴と判明します。おじいさんが「助けてやったのになんで恩返しをしないのだ!」と言うと、つるはこう言うのです」
「バカ!オレはツルじゃない、サギだ!」
めでたし、めでたし。
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ルイーズの勘違いが楽しくて和みます
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投稿日:2010/06/04 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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憧れの赤いカーテンの家に、入って行っちゃうめんどりのルイーズ。
暖炉や鉢植えに心地よさそうに座る姿に笑いました。
彼女の勘違いが、ページを捲る度出てきて、心が和んじゃいました。
だれもいないのかしら?のページには、しっかり住人たちの気配が描かれているのに〜と、愉快でした。
また、住人も気づかないから笑っちゃいます。
ラストの、庭に一度遊びに行き、この家へ戻ってきたルイーズが新しく見つけたイスに息子は、大爆笑でした。
ルイーズの残した、あれやこれやの痕跡に、さて住人たちは気づくのでしょうか。
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いや〜、ついに捕まったか〜
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投稿日:2010/06/03 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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いや〜、ついに捕まったか〜。
どのページでも、ぶたが気絶しているようなバッテン印の目に、もうダメかな〜。
でも、話の流れが、“おおかみたちの美しき友情”で変わっていきます。
なんて優しく思いやりのあるおおかみたちなんでしょう。
りんごで、話がまとまる「さんせーい!」のページのぶたたちの表情に大笑い。
表紙絵を見なおして、な〜るほどね。でした。
それにしても、オムレツやらコロッケやらとおおかみの嗜好には参りました。
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知らないことだらけでした
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投稿日:2010/06/11 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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読んで、「目からうろこ」なことがいっぱいあって、知らない世界をのぞけたうれしさを感じました。
それと同時に、人間の生まれ方や育ち方・生き方がスタンダードだと思っていた概念がことごとく覆されて、爽快感まで感じました。
「へんなの」というのは、海に生活する生き物から発せられた人間へメッセージです。いろんな生き方があっていいんだ。決められた形なんてないんだ。ということを、教えられました。
もっともっと、いろんな生き物の生活を知りたくなる、そして、自分の思考の幅を広げたくなる、そんな絵本です。
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海底探検を味わう気分
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投稿日:2010/06/01 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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パパと車に乗って、お昼を食べに。
途中、車が泥んこまみれに。
ここまで、扉絵に描かれています。
そして、本編は洗車場です。
窓を閉めて、エンジン切ったら…。
ここからは、もう、こどもたちにとっては、楽しい世界。
さながら海底探検を味わう気分。
次は、どんなことが起こるんだろうっていう子どもの興味をそそりますね。
工夫されたコラージュが、ワクワク感を増幅させてくれます。
洗車に同乗したことのない息子は、夫を洗車機を使う洗車場へと誘っていました。
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書かずにはいられなかった作品なのでしょう
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投稿日:2010/05/19 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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美しい絵が、ストーリーを語るシーンの多い作品です。
大きな海辺のお屋敷に、家政婦さんと二人過ごす少女ベル。
両親は家をあけがちで、そばにはいつも家政婦さんのビーがいてくれた。
一週間は、曜日毎に決まった仕事を二人で楽しくした後、海辺へ出かけます。
海辺での様子は、文がなくとも二人の素敵な時間が、伝わってきます。
それにしても、親が多忙のあまり家政婦さんと二人っきりの生活というのも、読んでいて胸が苦しくなります。
ビーとの毎日の家事の時間に覗かせる、ベルの屈託がなくあどけない表情には、明るさとある意味心の安定のようなものがうかがえますが、底知れぬ親への思慕もあるようにも感じられました。
終盤に起きる事故に、心臓を掴まれるような驚きを覚えましたが、そのあとのビーの精神的疲弊ぶりに涙が出ました。
ビーの部屋に飾られたジャーマンアイリスを素敵だと思いましたら、ラストで、ライターとなったベルの部屋にも飾られていて感動しました。
そして、彼女の胸にかけられたペンダントの写真が、見返し(後)にあり、スチュワートさんの自伝であることにも気づきました。
献辞の文が、胸に響きました。
書かずにはいられなかった作品なのでしょう。
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おとうさんのプレゼント
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投稿日:2010/06/11 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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戦争による空虚さのなか、おなかをすかせていた家族におとうさんが買ってきたのは、食べ物ではなく地図でした。
からだには栄養が必要。でも、心にも栄養が必要だってことを、おとうさんはよくわかっていたんだと思います。心に栄養が与えられなかったら、生きていくことに喜びを感じなくなることを、おとうさんはよくわかっていて、私はおとうさんのとった行動に感動しました。
一枚の地図が、作者に生きる楽しみをあたえ、それが将来につながっていったなんて、すばらしいことですね。地図のなかを旅するように想像力をふくらませている作者を見て、自分の子どものようにうれしくなりました。
その日その日のことだけではなく、将来を見据えて子どもを教育していかなければと、教えられました。
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