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★4  哲学の絵本だな〜 投稿日:2010/05/07
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
かぜはどこへいくの
かぜはどこへいくの 作: シャーロット・ゾロトウ
絵: ノッツ・ハワード
訳: 松岡 享子

出版社: 偕成社
哲学の絵本だな〜と、思いました。
哲学というと、難しい学問だと思う人もいると思いますが、
日常のなぜ?どうして?という気持ちや、それについて考えることが「哲学」なんですよ。

ところで、この絵本は表紙絵以外、どうして白黒なんでしょう?
何か意図があってのことなんでしょうか?
ただただ、鉛筆で表現したかったのでしょうか?
絵本の中の少年(主人公)は、小学校低学年くらいですが、
あまり小さなお子さんにはお薦めしたくないかな〜。

この絵本を読んだり、聞いたりして、心の中でじっくり考えられるような年ごろのお子さんに薦めたいです。
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★5  オリジナルの方が楽しいかも 投稿日:2010/05/28
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
THE BICYCLE MAN
THE BICYCLE MAN 出版社:
アラン・セイの絵本が気になって、探し歩いた『じてんしゃのへいたいさん』。あいにくと入手が難しいらしくて、原書を手に入れました。
戦後日本の九州の小学校の運動会。のどかな運動会に二人のアメリカ兵が現れます。
白人兵と黒人兵。
二人は校長先生に自転車を借り、曲乗りを始めます。
戦後の駐留軍と考えると、このような牧歌的な光景は想像しがたいのですが、日系アメリカ人で日本生活経験者のアラン・セイだから描ける人間交流のお話です。

子供たちになじみのある運動会の光景。自転車。
辞書なしで理解できるお話です。
なじみのある日本のものが、英語ではどのように言うのか。
ちょっと語学勉強としても楽しい絵本でした。
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★5  大人の休日、大人の絵本 投稿日:2010/06/01
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
どうぶつえん
どうぶつえん 作: アンソニー・ブラウン
訳: 藤本 朝巳

出版社: 平凡社
ありふれた家族が、ありふれた休日に動物園に行く。
ただそれだけのお話なのだが、アンソニー・ブラウンはそのありふれたお話の中にいろいろなものをさりげなく盛り込んでいる。
ドラマ性のない家族情景の中に、家族の縮図。お父さん、お母さん、兄弟。わがことのように思えてくる。
等身大のお父さんの姿は、笑えてしまうのだがしんみりともさせてくれる。
絵本の中に描かれる、動物園の動物たちとその動物を見ている人間の絵には、明らかに違いがあって、アンソニーはその情景を対比させることで人間社会の滑稽さをシュールに描いている。
お父さんのジョークについて行けない家族。あくまで疲れ切った母親の顔。動物園に来ていながら、あまり動物を楽しんでいない子供たち。
周りを取り巻く人間は、動物化していたり、パロディであったり、「あなたちこそ動物園の動物なのですよ」とさりげなく語っている。
アンソニー・ブラウンは不思議な絵本作家である。
夢の中でみた自分の姿、動物園の風景がとても意味深長。
大人受けするような絵本なので、低学年にはあまりうけないかもしれない。
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★4  どんくま印のジャムはいかかが? 投稿日:2010/05/05
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
じゃむ じゃむ どんくまさん
じゃむ じゃむ どんくまさん 作: 蔵冨 千鶴子
絵: 柿本 幸造

出版社: 至光社
なんで「国際版絵本」って、ついているのかな〜と思ったら、
この絵本の監修は「カトリック教育協議会」というところでした。
協会の教えを伝える絵本だったのかな?

画は絵本らしいかわいらしいイラストでした。
心と心の触れ合いが自然に描かれているので、読みやすかったです。
特に最後の「どんくま印」のジャムのラベルがかわいかった。
幼稚園くらいのお子さんにいかがでしょうか?
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★5  アンソニー・ブラウン‘ズ シネマ 投稿日:2010/06/01
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
アンソニー・ブラウンのキング・コング
アンソニー・ブラウンのキング・コング 作・絵: アンソニー・ブラウン
訳: 藤本 朝巳

出版社: 平凡社
アンソニー・ブラウンならではの絵本です。
内容からするとヤング・アダルト絵本でしょうか。
リメイク版の「キング・コング」の映画を絵本化したのではなく、アンソニー・ブラウンのイメージの「キング・コング」が映画に影響を与えたとか。
この絵本は、まさに絵本になった映画そのもの。
アンソニー・ブラウンがゴリラに寄せる思いがこもっています。
しかし、この絵本でキング・コングはダーティ・ヒーロー扱い。
人間の側が主役です。
ちょっぴり意外性も感じながら、アンソニー・ブラウンの描く絵に魅了されること間違いなし。
ストーリーについては、あえて書きません。
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★5  優しいゴリラいっぱい 投稿日:2010/05/31
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
すきですゴリラ
すきですゴリラ 作・絵: アンソニー・ブラウン
訳: 山下 明生

出版社: あかね書房
アンソニー・ブラウンならではの絵本です。
お父さんと二人暮らしのハナはゴリラが大好き。そして、お父さんも大好きなんだけど忙しいお父さんになかなか相手にしてもらえない。
そんなお父さんが誕生日のプレゼントにとゴリラのおもちゃを買ってきてくれました。
あまり気に入らなかったんだけど、ハナは素晴らしい夢を見ました。
そして、お父さんと本当にゴリラを見に行くことが出来ます。

この絵本の中には、ブラウンならではのゴリラの絵。
そして、遊び心のゴリラのかくし絵がいっぱいです。
発見する楽しさがたっぷり。
そしてブラウンの優しさ、ユーモアもいっぱい。
お話おもしろさに加え、繰り返し見て飽きない絵本です。
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★5  姉弟のおばあちゃん、面白い人です。 投稿日:2010/05/05
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ふたりでおかいもの
ふたりでおかいもの 作・絵: いとう ひろし
出版社: 徳間書店
お姉ちゃんと大ちゃんは、どんどん成長していきますね〜。
うちの上の子はこの本を読んでいて(1人読み)、日本テレビの「はじめてのおつかい」の曲が、頭の中でぐるぐる流れてしまったそうです。

だいちゃんはホントにお姉ちゃんが好きです。とうとう御上手な「嘘」まで使って、お母さんを懐柔し、お姉ちゃんの「はじめてのおつかいい」に便乗してしまいます。

この姉弟との会話がいつもリズミカルで、お笑い芸人のコントを聞いているみたいに楽しいです。
子どもだけのおつかいは、緊張してドキドキするんですね〜。
もう、うちの子どもたちはそれなりに大きくなってしまったので、そういうこともあったなぁと、思い出しました。

色々あったお買い物をして、なんとかおばあちゃんちに辿り着いて、
事情を話した後の、おばあちゃんの大笑いといったら…。
この話はイラストも作者本人なので、いい感じに転げまわっているおばあちゃんが描かれていて、読んでいるこっちも笑えました。

このシリーズ、もう少し成長しながらあと何冊か、続いてほしいなぁ。
我が家は子どもたちともども大好きなシリーズです。
1人読みなら低学年から(中学生まで良しとしましょう!)。
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★5  ウケどころ 投稿日:2010/05/28
ちうやかなさん 40代・ママ・北海道  男の子15歳、男の子12歳
だじゃれオリンピック
だじゃれオリンピック 文: 中川 ひろたか
絵: 高畠 純

出版社: 絵本館
高学年の朝の教室で、「つかみ」にセレクト。
ウケどころが自分と違うなぁ〜と思いました。
人間が違うんですからそうですよね。
「たいそう いたそう」と、
「なによんでるの?」「じてんじゃ」、
「しんぱんジー」で特にウケてくれました。
四十路のおばさんとしては、
「てに す」と、「シャンプ」が好き。
絵が小さいのがネックだったかな。
でも相変わらずおかしい。
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★4  インパクト 投稿日:2010/06/01
なびころさん 30代・ママ・愛知県  女の子3歳
おはぎちゃん
おはぎちゃん 作: やぎ たみこ
出版社: 偕成社
とにかく表紙に登場する主人公がインパクトがあって気に入ったのでこの絵本を選びました。とても美味しそうなおはぎの描き方にうっとりしました。ユニークな展開にも目を見張りました。細部までしっかりと書き込まれているのが良いと思いました。お爺さんと御婆さんがゆったりとした時間を優雅に謳歌しているのが心に残りました。
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★5  だいちゃんのしゃべりが敬語でかわいい。 投稿日:2010/05/05
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ふたりでおるすばん
ふたりでおるすばん 作・絵: いとう ひろし
出版社: 徳間書店
しばらくぶりにいとうひろしさんの児童書の方を検索していて、続編が出ていることに気ずき、あわてて探してきました。
うちの上の子は、ちょうど下の子が2歳児の怪獣だったころにこの本に出会っていて、年の差もちょうどこの姉弟くらい離れていたので、この作品の「おねえちゃん」の気持ちがすごくわかるそうです。

だいちゃんはだいぶん大きくなりましたね〜。しゃべり言葉が敬語だし(*^^*)
主人公たちが成長する話は好きです。

今回は初めて姉弟でお留守番をすることになったお話ですが、
「七匹のこやぎ」をベースにお話を進めているので、姉弟の会話が面白かったです。
子ども達の成長とともに、少しづつ変化しているのが文章の両と字の大きさ。ではないでしょうか?

シリーズの最初の方に比べると、ずいぶん長くなってきた感じがします。それでも、普通の児童書よりは、ずっと短く読みやすいので、
1人読みなら小学校の低学年くらいのお子さんから、お薦めできます。

読み語ってあげるのも素敵ですが、はなびやさんも書いていらっしゃる通り、お話が少し長いので、一気に全部読むとかなり口がつかれます。
(ただ、一気に読まないと、面白みが半減してしまうお話かも)
とっても楽しいシリーズです。
読むとハマりますよ!
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★5  いせひでこの奏でる音楽 投稿日:2010/05/31
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
1000の風1000のチェロ
1000の風1000のチェロ 作・絵: いせひでこ
出版社: 偕成社
阪神淡路大震災を扱っているだけに軽いコメントはいけないと思いますが、この絵本を見ていせひでこさんの絵本の中には音楽があったのだと得心しました。
その中でこの絵本はまさに音楽の世界を絵に変えたようなお話です。
あの大震災を経て生き残った人たち。
復興のチャリティとしてのコンサート、心の支えとしての音楽。
チェロを奏でる多くの人たちが集まり、風になるという素晴らしいお話。
現実にあったことを絵本の世界に見事にまとめていると思います。

震災で犬を失った少年の奏でる音。小鳥たちを思う少女の音。そして、亡くした友人の形見のチェロで追悼する音。
1000の思いが音になって、風を起こします。
この絵本でいせさんの絵は風のように透けています。
まさに音が聞こえるような絵本でした。

ところで、何故チェロなのでしょう。
バイオリンでもベースでもなく、管楽器でもなく弦楽器。
しかも、持ち運びには多少つらい大きさ。
そう考えると、チェロでなくてはいけない意味が浮かんできました。
音域が一番人間の近くにいる楽器であり、人間に近い大きさと重量感のある楽器だからです。
その音の重厚感と心に響く安らぎはいせさんの描く絵の世界そのものです。

チェロ奏者であるからこそ、いせさんは人間の心を透明感のある画質で表現しつづけているのだと思いました。
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★5  素晴らしいルーツへの旅 投稿日:2010/05/28
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
おじいさんの旅
おじいさんの旅 作・絵: アレン・セイ
出版社: ほるぷ出版
『はるかな湖』で東洋的な感覚の絵本を出したアレン・セイ。
気になる作家でしたが、この絵本でセイのルーツを発見しました。
戦前に日本で生まれ、アメリカに渡ったおじいさん。
アメリカと日本を行き来した中で、生まれたお母さん。
セイも横浜で生まれ、16年間を日本で過ごしたそうです。
それだけに、日本への思いが強いのでしょうか。
それにしても、極めて個人的な内容の本でありながら、とても素晴らしい本です。
絵本ではなく、絵画本、肖像画本とでもいった趣の絵から構成された、おじいさんの歴史。
そして、今の自分につながる話は、手記のようであり、日本の移民史であり、近代史としての日米関係であり…。
幅も奥も深いのです。
まずは、大人として読みたい絵本です。
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★5  読んだ後にごろごろ遊びとかしたら、楽しい 投稿日:2010/05/03
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
紙芝居 ごろん
紙芝居 ごろん 作・絵: 広川沙映子
出版社: 童心社
実は、たまたま側にいたので、中3の上の子に読んでみました。
「う〜ん。そうだね。うちらに読まれても、そうだねだけど、小さい子にはいいじゃないの」という感想でした。

読んだ感触は、私的にはグットでした!
次々に動物が出てきて、ごろん。と昼寝をするだけでしたが、読み終えた後に、何となく暖かい幸せ感がありました。
これ、読んだ後に小さなお子さんたちとごろごろ遊びなんかしたら、もっと楽しいかも!
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★5  思い出の本です 投稿日:2010/05/27
ユキノユリさん 30代・ママ・山口県  女の子6歳、女の子4歳、男の子3歳、女の子1歳
岩波少年文庫 マリアンヌの夢
岩波少年文庫 マリアンヌの夢 作: キャサリン・ストー
訳: 猪熊 葉子

出版社: 岩波書店
私が中学生のときに何度も何度も読んで,
以来,大人になるまで心に残り続けた本の一冊です。
大人になってから本も買いました。
絶版だったのを,岩波書店で復刊していただいて,
とてもうれしかったです。

思春期の揺れやすい少女の心の動きがよく書かれています。
病床で描いた絵が,何度も夢の中に出てきて,
マリアンヌは,夢の中で,
そこで出会った少年と共に困難に立ち向かいます。
(現実世界にもいる少年ですが,
マリアンヌは実際は会ったことがありません)

「海の休暇」という続編もあります。
本編ほどファンタジーさは少ないですが,
本編で興味を持たれた方,どうぞこちらもお読みください。
国会図書館にしかないかなあ・・・(^_^;)
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★4  不気味な絵本 投稿日:2010/05/27
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
ハーメルンの笛吹き男
ハーメルンの笛吹き男 作: グリム兄弟
絵: リスベート・ツヴェルガー
訳: 池田 香代子

出版社: BL出版
ハーメルンの笛吹き男は、結末にいろいろなバージョンがあるそうですが、子供の絵本にしては、きわめて不気味です。
大量のネズミの発生と、それを退治した笛吹き。
ペストの大発生に題材をとっているのでしょうか。
ネズミを駆除した笛吹きに報酬を与えなかったばかりに、今度は子供が130人笛吹きに連れ去られます。
そして、子供が行方不明になってしまったところで、話は途切れるように終わるのです。
目の見えない子供と、口のきけない子供が生き残りとなりますが、子供たちがどうなったのか分からないままなので不気味なお話です。
少し刺激が強すぎるお話かもしれません。
具体的な年月日が取り込まれているところにも、実際に起こった事件のように猟奇的なものを感じました。
参考になりました。 2人

★5  歴史をみつめるために 投稿日:2010/05/27
とむままさん 40代・ママ・三重県  男の子13歳、女の子11歳
とどまることなく 奴隷解放につくした黒人女性ソジャーナ・トゥルース
とどまることなく 奴隷解放につくした黒人女性ソジャーナ・トゥルース 作: アン・ロックウェル
絵: グレゴリー・クリスティー
訳: もりうちすみこ

出版社: 国土社
中学生への読み聞かせで読んでみました。

黒人差別があったことは知っていても実際どんな風だったのか・・まではわかりません。

絵本なので描き切れないもっと厳しい現実が合ったとは思うのですが、十分痛みが伝わってくる内容で胸を打たれました。

本の中に「歌を聞かせてくれ・・」という言葉があり、ソウル音楽の事なのか・・?とも思い音楽への興味も深まりそうです。

歴史の上できちんと理解して同じ過ちを侵さないように学んでいくいい絵本だと思います。
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★5  バーナデット・ワッツの絵がホントに素敵! 投稿日:2010/05/03
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ヘンゼルとグレーテルのおはなし
ヘンゼルとグレーテルのおはなし 作: グリム
絵: バーナデット・ワッツ
訳: 福本 友美子

出版社: BL出版
バーナデット・ワッツの絵が、何とも言えず素敵です!
文章はグリム童話をかなり原作どおりに訳していらっしゃるようなので、小さなお子さんには、やや長いかな?という長さです。
でも、絵がとてもきれいなので、読み語ってあげれば、4歳くらいからなら聞けるかな〜という気がします。

この絵本に登場する魔女は、私が子どもの頃に読んだ絵本の魔女と違い、ずいぶんと細身で優しそうでした。
(でも、ヘンゼルトグレーテルにやることは同じでしたけどね)

1ページ1ページ、とてもこだわりのある絵が描かれているので、1度いわず、何度も読んでほしい絵本だな。と、思いました。
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★4  グリムの魅力を感じました。 投稿日:2010/05/03
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県  女の子15歳、女の子10歳
ブレーメンのおんがくたい
ブレーメンのおんがくたい 作: グリム
絵: スズキ コージ
訳: 池田香代子

出版社: 三起商行(ミキハウス)
少し前に聞いたお話会で、とても楽しいブレーメンの音楽隊」を聞いたので、もう一度ちゃんと読んでみたくなり、この絵本を探してきました。
最初、「ブレーメンの音楽隊」と検索した時、あまりにもたくさんの絵本が出ていたので、どれにしようか迷いましたが、私の好きなスズキコージさんのイラストのものに決めました。

うちの子どもに(最近あまり喜んで聞いてくれなくて、半ば無理やり)読んでいると、下の子は、動物たちの周りにハエが飛んでいて、「今にも死にそうな感じが嫌!」と、怒って出て行ってしまいました。
それで上の子だけに最後まで読んだのですが、
「なんじゃこれ〜」と、笑いながら結構聞いてくれました。

昔から語り継がれてきた「グリム童話」というのは、
読むと、子ども達に何かしら魅力的なものをこっそり渡してくれる!と、感じましたね〜。

スズキコージさんの絵も、怖がらずに見れば、いろいろ発見があって楽しいのに、見た目にこだわる下の子には、もう少し大きくなったらまた不意打ちで読んでみようかな?
小学生くらいにお薦めです。
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★5  高学年にも薦められる本です 投稿日:2010/05/22
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
ちいさいおうち
ちいさいおうち 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子

出版社: 岩波書店
バートンさんの絵本ですが、『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』の動に対して、『ちいさいおうち』は静。
『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』が幼児期にウケたのに対して、『ちいさいおうち』の反応はイマイチ。
今読み直してみると、この本はゆったりと話が聞ける時期にお薦めだと感じました。
遠い昔に田舎で建てられたちいさなおうち。
リンゴの木や、月や星たちと仲良く暮らしていたのですが、次第に町が近づいてきて、町に飲み込まれて、小さな町から都市へと変化していきます。
ちいさいおうちが本当に好きだったのは静かな田舎。
まごのまごのそのまたまごが通りすがりにこのちいさいおうちを見つけて、自分の思い出にある静かな風景がすっかり様変わりしてしまったことに気づきます。
ちいさいおうちはまた、自然あふれる場所へと引っ越しさせてもらえました。

この絵本の中で、時間はとてもゆったりと過ぎていきます。
変化やリズムを望む子供たちには少し退屈かもしれません。
このゆったり流れていたのが時代です。そして、都市化とともに時間も人間もどんどん忙しくなりました。
この絵本はそれを見事に表現した社会史です。
『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』の絵が直線的に感じられたのに対して、『ちいさいおうち』はとてもまろやかです。
そして『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』でも感じましたが、文の配置とレイアウトがとても見事。
読み聞かせで離れた位置からは風景と同化して見えるかもしれません。

この2冊を10年(?)ぶりに再読して、自分と息子にも同じように時が通り過ぎたことを感じつつお薦めします。
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★4  原作の印象が強すぎて 投稿日:2010/05/22
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県  男の子13歳
かいじゅうたちのいるところ ストーリーブック
かいじゅうたちのいるところ ストーリーブック 作: スパイク・ジョーンズ デイヴ・エガーズ
訳: 小田島 恒志 小田島 則子

出版社: 河出書房新社
『かいじゅうたちのいるところ』は、息子が幼少のころ愛読して高学年になったときにもう一度読みたい絵本のベスト・ワン。
それだけに印象が強いというのか、彼の中にイメージができあがっているというのか、この映画のストーリーブックに対する反応は今ひとつだった。

絵本の中で印象づけられたもの。
それが、あまりストーリー性を持っていないだけにパターン的な映像化は難しいのかもしれない。
映画は残念ながら見ていないので、このストーリーブックに対する感想になってしまうのだが、話を膨らませたこと多少現実部分の導入を作ったことが分かるのだけれど、その他は原作の怪獣たちを一生懸命模倣しようとしているように感じた。
原作の印象が強い作品は、ある程度突き放したところから始めなければダメである。
アニメーションならば良かったように思うが、これは実写版。
読んでいると、どうしても原作とすりあわせてしまう。
中学になった息子にこの映画はお望みではないようである。
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