野生王国のショッキングな展開
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投稿日:2010/01/26 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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話の顛末に非常にショックを感じました。
小さな子にとっては怖い本です。それほど緊迫した展開。
百獣の王のライオン。そのいもうとライオンが自然の中に一人狩りに向かい、様々な動物に出会います。そして、相手によっては身の危険を感じながら、ダチョウの子どもをえものにしようとします。子どもを守ろうとする母親ダチョウの一撃。そこまで読んでも、自分は別のストーリーを想像していたのです。
ライオン親子の哀愁。いもうとライオンを捜し歩いて見つけたのは、厳しい現実でした。
この絵本はフィクションではなく、野生の厳しさを語っています。
ジャングル大帝ではないのです。
この絵本は野生王国の自然摂理を見事に描いています。
素晴らしい絵と、情景の構図の見事さ。素材がデフォルメされていないだけに、物語から大自然をつかみ取ることができます。
それにしても絵の見事さ。
後は子どもたちとともに大自然を学ぶことだと思いました。
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漂流物
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投稿日:2010/01/25 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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文なし絵本なだけに、イマジネーションがどこまでも膨らんでいく絵本だと思います。
海岸でふとひろった水中カメラ。
入っていたフィルムを現像してみたら出てきた不思議な世界。機械でできた魚、人魚、次々と海の中の不思議な世界が写っている。だれが撮ったのでしょう。
いろんな生物によってカメラが海の中を次々と移動していく。
写真の世界と、イメージの世界がからみ合って見る人の想像力をかき立てます。
そして、もう一つ現れた人物写真。写真の中に写真があって、その写真の中にも写真があって、すっと辿っていくとカメラを手にした人間が判る仕組み。
いろんな国をたずね歩いたのだと判ります。
この少年、自分も記念撮影してカメラを海に戻します。
そしてまたカメラが旅をしていく。
絵の中にちょっと富士山の描かれた浮世絵調の絵が一枚あるのも楽しい。
見直すたびに新たな発見があるような絵本です。
どうしてこの少年は顕微鏡や双眼鏡,虫メガネを持って海にいたのでしょうか?
見ていくとカラクリがあるんですね。
顕微鏡や双眼鏡がなければ人物をたどれなかった。
ただ、この絵本言葉がないだけに、英語と日本語表示に直された部分があって、少し違和感をおぼえました。
すべて原作通りでも違和感なく楽しめる絵本だと思いました。
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笑って、ジ〜ンとした不思議な温泉町
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投稿日:2010/01/25 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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良かったです!!!(びっくりコンマ3つじゃ足りない感動かも)
柏葉さんの作品は元々好きですが、
その中でもこの作品は今の私には「ダントツ1位」です!
ただ、せっかくの作品なのに、タイトルと表紙絵が…。今イチ子ども向きでない気がしました。
読み手って、まず表紙とか、タイトルで手に取るでしょ?
私だって、柏葉さんが好きでなければ、この本を手にしたかどうか…。
絵が悪いわけではないです。挿絵に入っているイラストは素敵でしたもの!
要は、子どもたちへの売り込み方というか、熱意がもっと感じられればって、思いました。(出来たら表紙をリニューアルして再販してほしいです)
この物語は、タイトルに出てくる牡丹さんではなく、その娘の菫(すみれ)ちゃんがお話の進行役になっています。
柏葉さんのお話は、得てしておばあちゃんが勝ち気で楽しくて、不思議をいっぱい持っている場合が多いのですが、
このお話の場合、菫ちゃんや牡丹さんが引っ越してきた温泉町そのものが不思議でいっぱいの町でした。そして、お父さんも意外と活躍します。(*^^*)菫ちゃんのお父さんは名わき役でした!
なんといっても一番の役どころは菫ちゃんたちが引っ越してきたつぶれたホテルに住みついている幽霊の「ゆきやなぎさん」でしたけど!!
ゆきやなぎさんと牡丹さんの会話は特に面白いです。
菫ちゃんも1年ほどたって、すっかり町にもゆきやなぎさんにも慣れてしまったようで、最後の方は生き生きして見えました。
柏葉さんの作品の場合、ただただ不思議な事が起こるのでなく、
ちゃんとリアルな部分が描かれていて、
それが「不思議なもの」たちと、ちゃんとかみ合って暮らしているとっても素敵な世界が描かれています。
字も比較的大きいし、振り仮名を振ってあるので読みやすいです。
1人読みなら中学年くらいから読めます。
うちでは私がクスクス笑いながら読んでいたら、中2の娘が先に手を出しました。
娘の読んだ感触もとっても良かったようです。
学校などでもぜひぜひブックトークして子どもたちに伝えたい!と、思いました。
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同じ原作でも絵本は変わるんだね
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投稿日:2010/01/23 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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ゲーテの詩が原作だそうです。
この原作を基にいろんな作品が出ていて、それぞれに持ち味があるようです。
ディズニー映画の『ファンタジア』の映像と音楽が印象的でしたが、私はウンゲラーの『魔術師の弟子』を先に読んでいたので、ついつい比較してしまいました。
柳原良平さんといえばアンクル・トリスの生みの親とのことですが、自分は山口瞳の作品の挿絵が印象に残っています。絵がシンプルでありながら味がある。この絵本では、魔法使いも弟子もごく普通の人間のように描かれていて親近感が持てました。ウンゲラーの絵は登場人物だけでなく、背景にまでアイロニーが満ちあふれていましたから安心して見ていられます。逆に個人的には物足りないのですが。
大石真さんの文も、リズミカルでさっぱりしていて気持ちが良いです。ウンゲラー版では、弟子のかけた魔法が解けるところで話が終わっていて、その後がどうなったのか余韻があるのですが、大石版では、その後の話も書かれています。魔法使いも決して悪い人ではなかったと判ります。というより、絵本の中に意地悪さは出てこないのですが。弟子も反省してめでたしめでたし。
私の好みは別として、低学年に読み聞かせするときには道徳的配慮のある、大石、柳原版をお薦めします。
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中学生の朝読に!
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投稿日:2010/01/23 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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うちの上の子の朝読用に図書館で探してきました。
講談社から出ているヤング向け文庫、YA!文庫から人気作家たちの短編アソロジ―集として出ています。
うちの子は、最初のはやみねさんの作品以外、どの作品にも大事な「友人の詩」がテーマに合って、ちょっと重かったと言っていましたが、
中学生高校生くらいの色々な友情が描かれているので、なかなかお薦めの1冊です。
短編読み切りなので、それぞれの作家さんの個性を4種類文楽しめます。
学校の朝読用にいかがでしょうか?
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本当に動き出しそうな馬
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投稿日:2010/01/23 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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歴史上実在の画家ハン・ガンをモデルにした物語です。
馬の絵が得意だったというハン・ガンの物語を、同じ手法で描いたというチェン・ジャンホンの気概を感じ、ハン・ガンの絵から飛び出した馬の躍動感には迫力を感じます。
絵が好きだったハン・ガンは画家に見出されて絵の技術を磨いていき、皇帝からも宮廷の絵師になるための学校に入るように言われます。
しかし、ハン・ガンは馬を描くばかり。
その、馬が外に飛び出して戦の中で「活躍?」します。
しかし、馬には争いの中で傷つき息絶えていく人や馬の姿が悲しい。
涙を流す馬のアップは劇画そのものですが、必死な形相が言葉より伝わってきました。
馬の行き先は…。
原題は「ハン・ガンの魔法の馬」。それだけ、ハン・ガンの絵は素晴らしかったのですね。
博物館等で見た中国画の世界の絵本。
この発想がとても斬新のような気がして、印象に残りました。
チェン ジャンホンも、中央美術学院で絵を学んでいました。
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スケールの大きさに口もあんぐり
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投稿日:2010/01/21 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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なんとまあスケールの大きな話でしょう。
世界一だと思っていた、おおわしより大きながさエビよりおおきなカメよりおおきなくじら。
とてつもない話の中に方言のぬくもりとパワーがみなぎっています。
話し方が少し難しいように思いましたが、理屈抜きに子どもは楽しめます。
大人はストレス発散、気分爽快になること請け合い。
自分のストレスなんてノミよりちっけえど。
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6年生に読みましたW『そうぞう力』2
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投稿日:2010/01/22 |
あんぴかさん 40代・ママ・宮城県 女の子15歳、女の子8歳
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6年生への読み聞かせの4回目は,
「そうぞう力」をテーマにしました。
創造力・想像力・・・
どちらも人が持っているすばらしい力。
それを発揮する時,人はもっと強く,賢くなれる。
そんな事を伝えたくて
創造力の「ウエズレーの国」に続けて,無限の想像力のこの本を読みました。
障害者の本として,この本を読みたくはありませんでした。
誰もが持っている(はずの)想像力。
「障害者だから,かわいそう。。。」
そんな想像力のない言葉で終わらない
ひろ君の想像力の凄さを,知ってほしかったのです。
ひろ君は「どんなかんじかなあ」と
目をつぶり,耳栓をしてみる。
両親を亡くした子の気持ちを,
わからないなりに想像してみる。
そして発見する。
「見えないって すごいんだね」
「聞こえないって すごいんだね」
「動けないって すごいことかもしれない」
うちの末っ子娘に,この本を読んだ時
「おかあさん みみせんもってきて」
のところで,
「自分で持ってくればいいのに」と,つぶやいていました。
(いつも「自分で!」と母に言われてるから(;^ω^))。
後から,ひろ君が「自分で」持ってくることが出来ない体だと知ったときの,
娘の決まり悪そうな顔!
ヽ( ´ー`)ノ フッ 想像力が足りなかったね。。。
でも,正直に反省するその顔は,なかなか良いと思う母でした。
目をつぶる時には,読み手も目をつぶってみせ
耳栓する時には,片耳を手でふさぎました。
ちらほら真似する6年生。
だけど,ざわざわはしていない。
しーんとした空気でお話を追っています。
ひろ君が動けない事を,
子供たちはどの辺で感づくのかな と思っていたら,
早い子は
「いちにち うごかないでじっとしていたの」
あたりで,「もしや・・・」という気づきの顔をしていました。
すごいなぁ。
私は最後から3ページ目あたりでやっと気がついたのに。
最後に,千夏さんのあとがきを読みました。
この文が,また,スッゴクいい!
千夏さんのまっすぐな言葉に
私自身のこれから生きていく上での勇気をいただきました。
もしこの絵本を読みきかせるなら,必ずこのあとがきも読んであげてほしいです。
もっともっとたくさんの人に,この本の事を知ってほしい。
新しい読み聞かせの場には,必ずこの本を持っていくことにします!
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意地の張り合い、化かしあい
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投稿日:2010/01/21 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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王様とキツネの張り合いです。
どんどんエスカレートしていく大砲の大きさ。
大きさでかなわないと多さで、多さでかなわないと見た目の派手さで、派手さでかなわないと形の面白さで、形の面白さでかなわないと軽さで…。
意地の張り合いと化かしあいが続いていって、キツネの大砲は葉っぱに魔法をかけたにせものだとわかりました。
ばかばかしい話で子どもの笑いを取れますが、よく考えると子どもの社会にこんなことよくありますね。
意味のない張り合いで、だんだん訳がわからなくなってしまう。
子どもの社会では、くたびれもうけで話が終わるのですが、大人の社会ではそれでは終わらないのです。
王様が作った訳のわからない大砲は残ってしまうのです。(これって経済の話だぞ)
最後のオチが型破りで笑えるのですが、私は落ちの前のページで謎かけをしたいと思いました。(「だいしょう さまざま へんてこりんな たいほう、王様悩んじゃったけど、どうしたと思う?」)
発想の転換ですね。
現実離れしている分だけホッとしました。
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6年生に読みましたW『そうぞう力』1
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投稿日:2010/01/22 |
あんぴかさん 40代・ママ・宮城県 女の子15歳、女の子8歳
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6年生への読み聞かせの4回目は,
「そうぞう力」をテーマにしました。
創造力・想像力・・・
どちらも人が持っているすばらしい力。
それを発揮する時,人はもっと強く,賢くなれる。
そんな事を伝えたくて
自分の国を創造するウエズレー君と,「どんなかんじかなあ」のひろ君に
登場してもらうことにしました。
同じ形の家々,同じ髪型の子供たち(それも男の子はモヒカン(?)女の子は小箒がたくさん飛び出したみたいな髪型!)の街。
そんな街で浮いているウエズレーを,
両親は,「あのこったらかわいそう いつもひとりだけ はみだしてるわ」と言います。
それに,
学校の帰りに,子供たちに物を投げつけられて
いじめられています。
でも,ウエズレーはへこまない。いじけない。
両親の言葉には,「そのとおりかもしれないな」とうなずき,
いじめっ子の攻撃は自分の発明品でやりすごす。
彼がへこまないのは,自分の世界を持っているからでしょうね。
創り出すことに,よろこびを見出している彼は,
違うことこそに価値があると,
最初から,体得しているのでしょうか。
読んでいる間に,
それこそ,クラスで浮いている存在のやんちゃぼうずが
いつもの落ち着きのなさを返上して,
きらきらした目でお話を聞く顔になってきました。
「こんなことしたら,おもしろそうだなぁ」と
その顔に書いてあるような気がする,読み手です((^ω^))
最後のページの,
子供たちがみんなウエズレー国製の服を身に付けて,
学校に行く場面では,
「コレでは,またみんな同じになっちゃうのでは?」
と,要らぬ心配をしました。
そうしたらまた,ウエズレーは違う文明を創り出すのかもしれませんね!
「創造」するお話の後に
「想像」の無限さに驚かされる「どんなかんじかなあ」を
続けて読みました。
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迫力と説得力のある絵
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投稿日:2010/01/19 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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まずは、表紙の絵の迫力に圧倒されて本を開いたら、絵の素晴らしさと話の展開の見事さに飲み込まれてしまいました。
自分の子どもたちを人間に殺されてしまって、人を憎むようになった母親のトラ。
村を襲い、人や家畜を食い殺していくのですが、それに対して王様はわが子を差し出します。
けなげな幼子にトラはやさしさを取り戻します。
物語もさることながら、描かれている表情が良い。ふすま絵のように描かれている絵の眼、表情に素晴らしい説得力を感じました。
憎み合うこととやさしさ、見事にあらさしていると思います。
見開きページの中での、絵の組み込み方も見事。
眼は口ほどにものを言い。読み聞かせを絵がカバーしてあまりある絵本です。
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世界の子どもたちの現実
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投稿日:2010/01/19 |
レイラさん 40代・ママ・兵庫県 男の子16歳、男の子14歳
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中学生に紹介する本としてセレクト。
図書館では一般書に分類されていますが、絵も多く、
絵本感覚で読みやすいように思います。
ユニセフ「世界子供白書2006」に依拠したデータを、
「世界がもし100人の村だったら」と置き換えて解説しています。
少子化の現実や、1歳前に亡くなる子がいること、
中学校に行くのは100人のうち40人だけということ。
わかりにくいデータが、具体的にイメージできると思います。
そして、自分には何が出来るか、ということ。
ぜひ、作者のあとがきも読んでほしいです。
身近な子どもという視点がよかったです。
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楽しい絵本である
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投稿日:2010/01/18 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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「吾輩は猫である。名前はまだない。」
多分誰もが知っているフレーズであるが、夏目漱石の代表作であるこの小説の顛末について知らない人も多かろう。
『吾輩は猫である』は、長編小説。私も、読んだ記憶はあれども詳細を思い出そうとするとおぼつかない。
この絵本は、その長編小説から絞り出された作品であるが、これが実に楽しい。楽しさに親しみを加えてくれるのが、武田美穂さんの絵。
夏目漱石独特の文体であり、多少古めかしい文章であるが、今風なテイストで子どもたちを巻き込んでくれる。
『吾輩は猫である』は、切り口を変えるといろんなバージョンの絵本ができそうであるが、できたら前篇絵本になったものを読んでみたいものである。
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新しいタイプのジャンルかな…
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投稿日:2010/01/14 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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また、いとうひろしさんの新しいシリーズを見つけてきました。
その名も「すごいぞプンナちゃん」シリーズです!
プンナちゃんというネーミングもすごいですが、
名前の前に「すごいぞ」とつけちゃうあたりが、
いとうひろしさんの面白さが出ている気がします。
そして、この本のサイズと言うか、タイプが絵本のようで、児童書のような作りになっています。こういうタイプの本を最近いくつか見ましたが、児童書(童話)なんでしょうか?それとも絵本なのでしょうか?
とっても微妙な新ジャンル?
ともかくプンナちゃんは元気で、活発で、結構自己中。しかも、男勝りな女の子です。たぶん学年的には中学年と見た!
明るい色彩で、とても読みやすい大きな字なので、小学校低学年や、もしかしたら幼稚園児でも年長さんくらいなら、1人読みできるかもしれません。
プンナちゃんのお気に入りは、パンナちゃんという女のお友達みたいで、その子と遊びたいのに、別の子が間に入ってきたりするとプンナちゃんは突然、いやな子になったりします。
でも、そんな裏表のないまっすぐなプンナちゃんの「想い」って、
同じ年頃の女の子なら、「うんうん」って思うか、「この子(プンナちゃん)って嫌い」って、思うんじゃないかな。
原寸大の女の子を描かれているので、子どもたちが読んだら、好き嫌いがはっきり出る作品かと思いました。
私は好みです。プンナちゃんガンバレー!ストレートな君が気に入ってます。
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デラ、ウケる〜(*^^*)
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投稿日:2010/01/17 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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1人で読んでいたら、あまり面白いので、近くにいた上の子を引っ張ってきて、一緒に読みました。
上の子は聞きながら「デラ、ウケる〜」と、大笑い。
スズキコージさん独特のはっきりした色合いに、奇妙なやり取り。
「きゅうりさん そっちへいったら あぶないよ ねずみがでるから」
その後、きゅうりさんの体に増えていくアイテム。
ページをめくるたびにドキドキします。
裏表紙の蒔絵のような壁画のようなイラストを見ると、このお話がまるで、どこかの国の民話か、伝説?と、思いたくなるのですが、
背景の中に車とか出てくるし、
よく見たらきゅうりさんのはいている長靴の下には、
ローラースケートのようなタイヤがついてるし、
きっとスズキコージさんの創作なんでしょうね〜。
ナビでは、幼稚園くらいのお子さんに読んであげている方が多いようですが、中学生でも、十分楽しめます。大人だって楽しいし!
年齢に関係なくお薦めできる楽しい絵本だと思います。
読み返す度にいろいろな発見ができるので、何度読んでも飽きない、
面白い絵本です。
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面白いお話でした
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投稿日:2010/01/17 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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寝ているおじいさんの鼻からしろねずみ。
いきなりとんでもない始まりですが、絵がとっても楽しくもあり面白くもあり、笑ってしまいました。
おじいさんの鼻から現れたねずみの後をついていったおばあさん。
目がさめたお爺さんの夢の話を聞いていると、ねずみの行動そのもの。
ねずみが富を授けてくれることになるのですが、このねずみはいったい何だったのでしょうか。
最後のシーン、おばあさんの鼻でしろねずみがちろちろしているのも意味深い感じがしました。
ところで、韓国では雨が降っていても傘をささないのでしょうか?
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他の地域の家も見てみたい。
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投稿日:2010/01/14 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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世界史を習ってから、いろいろな国に興味を持ち始めた上の子に読んでみました。
各地のふしぎで独特な家屋建築にびっくりしました。
世界には、その土地の風土や民族の歴史に合った家作りがあるんですね。
写真のほかに、西山昌さんのとてもわかりやすい家の中のイラストが載っていて、子どもと感心しながら見ました。
ここに紹介されている家づくりは、ほんの一部の地域にすぎないので、もっとほかの色々な国の、地域の家々を紹介してほしいな〜と、思いました。
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見た目にわからぬ聴覚障害だから
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投稿日:2010/01/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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障害を持つ人の中で、見た目には聴覚障害者が一番わかりづらい。
補聴器を付けていること、手話で話し合うこと、当人には音声が聞こえないので健常者からすると独特の発声をすること…。
写真で表現するのに一番難しい人たちなのではないだろうか。
だから、この絵本のキーになっているのは補聴器であり、ゆいちゃんと恵美子ちゃんの手紙のやり取りである。
一般の健常者と同じ小学校に通うゆいちゃんは、障害を乗り越えて元気いっぱい。
それだけど、文章を読むとその大変さがよくわかるのです。
ただし、ゆいちゃんと恵美子ちゃんの交換した手紙は星川さんの創作だとか。
これは少しずるいですよ。
やはり健常者の目線から文章をまとめないと、読者の誤解を招くおそれありです。
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文章の文字の小ささが気になりました。
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投稿日:2010/01/10 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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この絵本は舞台が舞台だけに、魅力ある作品になっていると思います。
私が初めてこの作品を知ったのは、ボランティア仲間のお母さんから。その時は中学年の子どもたち用(読み語り)に、持ってきていました。
表紙の画がすごくインパクトがありますす。
内容も実際にあったことをもとにしているので、緊張感というか、臨場感が、読み手のこちらにも伝わってくる絵本でした。
ただ、私の評価が5つ☆にしなかったのは、本文の文字のサイズ、というか、文章の入れ方にマイナス面を感じたので。
原作本はどんな風に表記されていたのか分かりませんが、この文字の大きさだと、読み手がすごく読みづらいです。とても万人向けの字の大きさとは思えませんでした。
学校などの読み語りに使っても悪くはない作品ですが、この小さな文字は大勢の前で読むとき、足を引っ張りそうです。
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アラスカに向ける夢
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投稿日:2010/01/13 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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子どもたちは、将来に向けて何を夢とし、自分の人生に織り込んでいくのだろうか。
アラスカを愛し、クマに魅せられた星野さん。最後はクマに襲われて亡くなったのだけれど、人生を振り返ると本望だったのではないか。
星野さんがアラスカに行きたいと思ったのは19歳の時。
星野さんは、住所も村長さんの名前もわからずに「アラスカのシシュマレフ村の村長さんへ」という手紙を送りました。そして返事が来て、アラスカに旅行することになります。
これは、若者に許された夢への旅立ちです。
星野さんを知る人に、この本はバイブルになるのではないかと思う一説です。
星野さんはアラスカで暮らすことにより、様々なことと出会いそして学びます。
夢の実現のために大学を卒業して2年間写真の勉強をします。
夢を実現するためには努力も必要なのです。
この本は探検記ではあるけれど、星野さんの体験記。
クマのこと、氷河のこと、カリブのこと、白夜のこと、そしてアラスカの大自然、好きな人にはワクワクすることが項目だてて書かれています。
エスキモーの生活としきたり、クマの生態、読んでいて教わることも少なくありません。
「クマよ」「ナヌークのおくりもの」など星野さんの世界に感動してから手にすると、この本の重さもよくわかると思います。
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