翻訳家・小宮由がえらぶ、今、子どもに読ませたい質のよい幼年童話
　—これからの時代を生き抜く子どもたちに必要な力—

　「このよろこびをあのこに」をモットーに、質のよい児童書を子どもたちに手渡すことを志す小宮由氏。その信念や熱意で多くの良書を発掘・翻訳し、世に送り出しています。また、翻訳だけにとどまらず、本と子どもたちとを橋渡しするべく、家庭文庫「このあの文庫」を主宰するなど多方面で活躍、多くの支持を得ています。
そんな小宮由氏が、数ある蔵書の中から、絵本から読み物へ移行する大切な時期の子どもたちへ、今、読ませたい質のよい幼年童話５冊を厳選し翻訳、「こころのほんばこ」シリーズとして、大日本図書より刊行します。
本を通して、子どもたちは、ワクワクしながら主人公や登場人物と心を重ね、うれしいこと、悲しいこと、楽しいこと、苦しいことを我がことのように体験し、その体験を心に蓄える。その積み重ねこそが、現実の世界で、友達の気持ちを想像したり、喜びをわかちあったり、つらいことがあってもそれを乗り越える力になる、そう私たちは信じています。そして、このような体験や力が、これからの時代を生き抜く子どもたちには、特に必要なのではないかと思います。
｢こころのほんばこ｣シリーズは、その体験を子どもたちにもたらすシリーズです。たくさんの子どもたちの｢こころのほんばこ｣が、楽しい本でいっぱいになりますように−。

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