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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  絵本紹介  >  行動を起こすことの大切さをアーサーが体現してくれる冒険物語『アーサーと金いろのつな』<ブランニュープラチナブック>

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絵本紹介

2022.08.30

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行動を起こすことの大切さをアーサーが体現してくれる冒険物語『アーサーと金いろのつな』<ブランニュープラチナブック>

北欧神話をモチーフに、少年の勇気ある行動を描いた冒険物語の第一弾

  • アーサーと金いろのつな

    みどころ

    ブラウンストーン一族は、何千年もかけて世界中のふしぎなものを集めている冒険一族。地下室には、立派な鎧やふしぎな像、謎の生き物の骨、岩に刺さったままの剣など、世界各国のあらゆるお宝が眠っています。なかでも一番のお宝は、ブラウンストーン一族の冒険がまとめられた一冊の古い本。

    今回は、ブラウンストーン一族の中で最初に冒険に出かけた、アーサーの物語が語られます。

    アーサーは、一言で言えば「すごいことなんかしそうになかった」男の子。町に住むおばあさんから昔話を聞くのが好きで、森に住むふしぎな生きものと仲良くなるのが上手でした。

    ある日、突然森からやってきたオオカミが、アーサーの町を襲い、町を温めている大きな炎を消してしまいます。森にいたことで、オオカミを呼び寄せたと疑われてしまったアーサーは、自身の疑いを晴らし、オオカミに消された火を再び灯してもらうため、かみなりの神様を探す旅に出ることになりました。アーサーは、無事、かみなりの神様に会うことができるのでしょうか? 町を守る火は、再び燈るのでしょうか?

    おはなしに登場する、「かみなりの神トール」や「ばけもののオオカミのフェンリル」「うちゅうの木」など、北欧神話を読んだことがある方ならすぐに、この作品が北欧神話をベースに書かれていることに気づくことでしょう。「ブラウンストーンいちぞくのぼうけん」は子どもの頃に知っておきたい神話を題材に、主人公がワクワクドキドキする冒険に出かける絵本シリーズなのです。

    アーサーのおはなしの中には、文章だけでなく、絵の隅々にも北欧神話に登場する神やふしぎな生きものが描かれています。巻末には絵に出てくるものの詳しい解説も載っていますので、北欧神話を知らなくても大丈夫。おはなしを読むことで自然と神話の知識も身につく、一冊で二度楽しい作品です。

    シリーズ2作目の『マーシートスフィンクスのなぞ』はエジプト神話が題材のおはなし。神話に詳しい方も、神話を知りたい方も手に取ってほしい一冊です。

「ブラウンストーンいちぞくのぼうけん」シリーズ

この書籍を作った人

ジョー・トッド=スタントン

ジョー・トッド=スタントン (じょーとっどすたんとん)

絵本作家、イラストレーター。イギリス南部のブライトンで生まれ育ち、西イングランド大学ブリスタル校でイラストレーションを学ぶ。現在ロンドン在住。邦訳された絵本に『いっぴきぐらしのジュリアン』(岩崎書店)『エリンとまっくろ岩のひみつ』(評論社)がある。

この書籍を作った人

河合 祥一郎

河合 祥一郎 (かわいしょういちろう)

1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はシェイクスピア。訳書にナルニア国物語やドリトル先生、赤毛のアンといった児童書向けシリーズ、ポー傑作選、シェイクスピア戯曲の新訳(すべてKADOKAWA)、『若い読者のための文学史』(すばる舎)など、著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中央公論新社)などがある。

レビューをご紹介

王道ファンタジーのワクワク感 受賞レビュー

普段、長いお話の絵本は敬遠する息子ですが、ファンタジーの
世界観と冴えない少年が手にしたアイテムと知恵と勇気で冒険する姿が、大好きなゲームに似ていたのか、すぐにのめりこんでいました。
「ネコの足音」なんて瓶につめられないよ〜と自分もすっかり
冒険気分。

結構長めのお話ですが文字は少ないので一気に読んでしまいました。
北欧神話が題材になっているようで、日本の神話同様、モチーフやエピソードを深堀したら大人もとても楽しめそうです。

こどもと一緒に日本の神話と似ているところ、違うところを探してみても面白いかもしれません。
夏休み、暑すぎて冒険に出られないので、お家で冒険できました。

(いちりんのはなさん)

すごいことなんかしそうになかった少年が。。 受賞レビュー

小さな子にわかりやすく、思わず引き込まれること間違いなしのドキドキワクワク冒険ファンタジー!
主人公は、すごいことなんかしそうになかった、ちょっと変わった少年アーサー。
そんなアーサーが冒険の末に、町を救っちゃうんです!
文章量は多くなく、絵がメインで進むので、小さな子にもわかりやすい!
「ネコの足音」や「山のねっこ」など出てくるアイテムもユニークで、興味を引きます。
北欧神話の世界が元になっているので、大人も満足出来るような充実の内容。登場する神様など、北欧神話にも興味がわきました。夏休みも始まって、日常から離れて、ワクワクドキドキしてみたくなったらこの本とてもおすすめです!

(ピーホーさん)

絵本ナビがおすすめする「ブランニュープラチナブック」(2022年8月選定)からご紹介

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