世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本紹介
2023.12.14
みどころ
「きらきら くるくる しゅっしゅっ すてきな いろを あつめて あつめて すーっと きらきら るんるんるん」
おかのうえのレストランから歌が聞こえてきます。このレストランにはたくさんの小さな妖精ぴっぱぴっぱがいて、歌を歌いながらいろんな美しい色を集めています。
不思議な道具を持って出発したぴっぱぴっぱたち。ぶどうのいろやはっぱのいろ、りんごのいろやレモンのいろなど、身の回りのものからたくさんの色を集めていきます。朝から晩まであちこち探し集め、夕焼け色をすーっと集めたら、またレストランに帰っていきました。
作者は『おうさまのたからもの』(至光社)など、魅力的な造形と多彩な色合いで幻想的なイラストを描く作家、糟谷奈美さん。緻密に描き込まれた絵は光に満ちあふれ、私たちを夢のようなおとぎばなしの世界へ誘ってくれます。
さて、ぴっぱぴっぱたちは、集めたたくさんの色を持って、レストランの秘密の階段を降りていったようです。そこには何があるのでしょう? 秘密の扉のその奥の世界は、ぜひその目で確認してくださいね。
この書籍を作った人
東京都生まれ。海辺の街、葉山育ち。現在、神奈川県在住。
2001年 絵本作家デビュー
最近の著書
「おうさまのたからもの」「わたし うみに いったのよ」「ぴっぱぴっぱのふしぎなくに」(至光社)油彩・水彩・切り絵など、いろいろな技法で表現。
海で泳いだり、野原で野うさぎと走りまわり豊かな自然の中で過ごしたり、家族と物語を創るなど創造的で自由な気風の中に育った糟谷奈美さん。
「子どもの時に、絵本作家さん数人と話した際、大人になっても子どもと同じ感受性の豊かな人がいる事に感動し、それをきっかけに絵本作家を目指しました」
感じる心の豊かな、幼ごころを持つ大人になることを志し、いつも「子どもの時 ふっと感じた風を表現したい」と絵本をつくっています。
丘の上のレストラン、そこにはなんと色を集める「ぴっぱぴっぱ」という小さな妖精がたくさん住んでいました。 とにかく色彩が美しく、ページをめくるたびにうっとりしました。 宝石のようなブドウの紫、熟してツヤツヤのリンゴの赤、キラキラ光る緑の葉っぱに、お日さまのように元気の出る黄色のタンポポや菜の花にレモン。 同じ青でも澄み切った空の色と深い海の青、そして空の色もやがて夕焼け色に色付いていく・・ あらためて見まわしてみると、私たちの住んでいる世界は綺麗な色でいっぱいあふれています。 中でも自然がつくりだす美しい色彩はまるで魔法のよう。 きっとそこには色の妖精ぴっぱぴっぱがいるのでしょう。 レストランの地下に広がる色の国は、きっと私たちの心の中に続いています。 美しい色彩と、楽しくリズミカルな文章、そしてぴっぱぴっぱや色を集める道具も可愛らしい素敵な1冊です。
(MYHOUSEさん)
夢の国のよう
カラフルな表紙にひかれて、3才の娘と一緒に読みました。 小さな小人の世界がまるで夢の国のイッツアスモールワールドのようでわくわくしました。 ページをめくりながら、私達の住む世界にはこんなにも綺麗な色で溢れているんだなと気付かされ、読み終わった後は、娘と散歩に出掛けて小人達のように色んな色を探してみたいなと思いました。 娘は、絵が気に入ったようで何度も眺めていました。
(ぽぽここままさん)
ブランニュープラチナブックとは……?
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