うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)
お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!
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絵本紹介
2025.01.16
「この本、読んで」子どもが選んで持ってきた絵本の中には、大人もハッと目を留めてしまう表紙があります。色合いだったり新鮮な構図だったり登場人物の表情だったり、琴線に触れるイラストに誘われて物語の扉を開いたその先にはーーどんな世界が待っているのでしょう。
今回ご紹介する表紙の美しい絵本も、手に取った瞬間、そんな期待に胸がおどります。 灯のともる道、手を繋ぎ真っ直ぐに歩んでいく子どもたち。ちがう国の子ども、動物たちもいます。彼らが向かおうとしている先は……『このほしのこども』は吉田尚令さんが世界の平和について問いかける一冊です。『おらは おおきな オランウータン』! まさにそんな声が聞こえてきそうなオランウータンが樹上でのびのび枝渡り。たけがみたえさんらしいダイナミックな動物と目があった瞬間、ワクワクが止まりません!
あわせてお仕事がテーマの絵本もピックアップしました。2025年1月に惜しまれながら引退するドクターイエロー。中はどうなってるの?なぜ黄色なの?新幹線が好きな子どもたちの憧れの存在、その秘密に迫ります!
表紙に惹かれる一冊、気になる絵本を心ゆくまで味わってくださいね。
出版社からの内容紹介
この星のあちこちで、こどもたちが苦しい状況のなかで助けをもとめている。いったいなにを、どうすれば、平和な日々をつかめるのだろう? たとえ国がちがっても、みんな地球のこどもたち。手をとりあって歩きだそう。大地を、海を、自由にかけめぐり、幸せに生きられる世界をめざして…。世界中のこどもたちが、なにごともないおだやかな毎日をすごせるように、絵本作家の吉田尚令が願いをこめて描いた絵本。
この書籍を作った人
1971年、大阪府生まれ。イラストレーター。絵本や書籍の挿画などを手がける。主な絵本に、『希望の牧場』(作:森絵都)、『パパのしごとはわるものです』(作:板橋雅弘)、『悪い本』(すべて岩崎書店)、『はるとあき』(作:斉藤倫 うきまる/ 小学館)、『星につたえて』(文:安東 みきえ/アリス館)、挿画に、「雨ふる本屋」シリーズ(作: 日向理恵子/童心社)などがある。
出版社からの内容紹介
グリム童話の古典を美しいビジュアルで表現。魔女によって高い塔に閉じ込められたラプンツェル。
ある日通りかかった王子様は彼女に会いに行くことを決心します。ラプンツェルの運命は……。
この書籍を作った人
ロンドンのセントラル・セントマーチンズでグラフィックデザインの学士号、ブライトン大学でシーケンシャル・イラストレーターの博士号を取得。イギリスを代表するイラストレーター。サラの特色のある優美な作品は、本の表紙や、グリーティングカード、商品やパッケージにも採用されている。子どもの本のほかに、グラフィックデザインやインテリアデザインにも情熱を燃やす。ロンドン在住。
この書籍を作った人
1935年東京都生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒業。日本福祉大学客員教授。1984年に路傍の石文学賞を受賞。「おおどろぼうブラブラ氏」(講談社)でサンケイ児童出版文化賞大賞、「魔女の宅急便」(福音館書店)で野間児童文芸賞と小学館文学賞を受賞。絵本に「ケンケンとびのけんちゃん」(あかね書房)、「ぼくびょうきじゃないよ」(福音館書店)、童話に「ちびねこチョビ」(あかね書房)など作品多数。
出版社からの内容紹介
食べる、寝る、トイレは、ぜんぶ高い木の上でするオランウータン。森でいちばん強いと思えるようになったオスは、ほっぺたがでっぱって無敵になる。メスにモテモテになるのはいいけれど、ライバルと出会ったら大変なことになる。そんなときは、長いおたけびでおっぱらう。群れずにくらしているけれど、食べものが少ない森では大切なこと。でも、特別なときもあって…。動物が自己紹介するようにくらしをお話しするシリーズ第2弾!
この書籍を作った人
1986年東京都生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。2007年に長野で牛にかこまれたときの衝撃から、生き物と目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作している。個展、グループ展での発表も多数。2017年『マンボウひまな日』(絵本館)で絵本作家デビュー。主な作品に『みたらみられた』(アリス館)、『あめちゃん』『きょうは泣き虫』(以上、好学社)、『うみのあじ』(あかね書房)、『だんだん だんだん』(ひさかたチャイルド)がある。
出版社からの内容紹介
著者であるC.W. ニコル氏の綿密な取材をもとにした,サケの誕生から生まれた川に戻ってくるまでの物語。
著者自身が作曲した歌とともに,生命の神秘に出会えます。
英語日本語の二か国語絵本1冊に,英語・日本語の朗読CD1枚付属。
この書籍を作った人
1959年、東京生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科卒業、1984年、東京芸術大学大学院美術研究科修了。 2000年「たけしの誰でもピカソ」第2回映像アーティストピカソ大賞受賞。受賞作品[KIOKUEIGA](トランスビューのホームページで、動画をご覧になれます)。2001年、東急世田谷線で、森洋子「絵写真展示電車」が運行される。2005年、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品「路地裏の鬼」。現在、城西国際大学福祉総合学部助教。『かえりみち』が初めての絵本の出版。今後の活躍が注目される。
出版社からの内容紹介
鉄道にまつわる謎を、絵と文章でわかりやすく解き明かす
絵本シリーズ「でんしゃのひみつ」の第1弾です。
「ドクターイエロー」は、なにをしている新幹線なのか?
なかはどうなっているのか? なんで黄色いのか?
ページが左右に大きく開く、観音開きのしかけもお楽しみいただけます。
この書籍を作った人
1962年大阪府生まれ。関西大学工学部卒業。セツ・モードセミナー中退。1995年ごろより雑誌『旅の手帖』『散歩の達人』にイラスト・ルポを発表。絵本デビュー作は『しあわせのドクターイエロー』。
出版社からの内容紹介
もりのしたてやさんは、こびとの三姉妹。人間のおひめさまのおたんじょうびパーティーの服を頼まれますが、人間の服は初めて。森の動物たちといっしょに、おひめさまが喜ぶ服を一生懸命考えます。ついにできあがった服は…。
この書籍を作った人
熊本県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科、同大学大学院で油画を学ぶ。1985年に渡仏、パリボザールに通う。1992年、初めての絵本『Les deux Soeurs』を出版。1994年に帰国後、絵本作家、イラストレーター、人形作家として活躍。『さくら子のたんじょう日』(作/宮川ひろ 童心社)で第10回、『ともだち できたよ』(文/内田麟太郎 文研出版)で第18回日本絵本賞、『オルゴールのくるくるちゃん』(講談社)で第47回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。絵本に『こどもべやのおともだち アンナとビイプ』『ミシンのうた』(講談社)、『もりのちいさなしたてやさん』(風濤社)など。装画に『すきまのおともだちたち』(作/江國香織、集英社)、『魔法のたいこと金の針』(作/茂市久美子 あかね書房)などがある。
文/竹原雅子
編集/木村春子