「きょうは いい ひに なりそうだにゃー」
ちょっとぽっちゃり太めのシャーロットならぬネコのニャーロットは、 今日も小さなネコ用のドアをするりとスマートにすり抜けてお外へお散歩に出かけます。
まずは、迷うことなくギブソンさんちへ直行。 当たり前のように、豆の煮たもの1皿ぺろり。 さて、次はジョーンズさんちでしょ。 これまた当たり前のように、焼きたてポークパイを2つぺろり。 んでもってその後は、バンベリーさんちへいくじゃない? もちろん、夕べの残りの骨付き肉を3本ぺろり。
ニャーロットはいつものお散歩ルートをあっちこっち寄り道しながら、 次々と差し出される朝ごはんを初めて食べるみたいにぺろり、ぺろり食べてくのです。 そして寄り道するたびに、その朝ごはんの量もとどまることを知らずどんどん増えて・・・。 こんなに食べたらどうなるのか、みなさん想像・・・つきますよね?
作者のパメラ・アレンさん。 ネコを飼ってらっしゃるのか、ネコがお好きでじっと観察されているのか 間違いなくネコの良き理解者のはず! ネコ好きにはたまらない特有の仕草や行動が愛情たっぷりに描かれていて 思わず「うん、うん、うちの子も!」なんて目を細めてしまう愛猫家の方もいるかもしれません。 ちょっとスマートでミステリアスな印象のあるネコですが、 こんなユーモラスでお茶目なところもたくさんあるんですよ。
読み聞かせの時には、クライマックスのニャーロットの鳴き声(叫び声?)の 「うにゃあー!」はネコを真似て感情たっぷりにお願いします! 子どもも大喜びのニャーロットの世界を絵本で存分にお楽しみくださいね。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
ある日、ねこのニャーロットが「きょうはいいひになりそうだにゃー」とでかけると、ギブソンさんから、にまめを一皿もらいました。つぎに、ジョーンズさんからポークパイを二つ、さらにバンベリーさんから肉のやいたのを三本もらいます。訪れる先々でごちそうをもらい、最後はとうとう…? どんどんふえるごちそうと、それをぺロリとたいらげていくニャーロットの姿が笑いを誘う、読み聞かせにもぴったりな、ユーモア絵本です。
”ニャーロット、食べすぎだよ!”
やっぱり、食べ過ぎは、結局は苦しくなって動くのも
嫌になってしまういつもの私です。
ギブソンさんの家で、煮豆の煮たのを 1皿
ジョーンズさんの家で、ポークパイを 2つ
バンベリーさんの家で、骨付き肉を 3本
ミルトンさんの家で、 アイスクリーム4つ
アレクサンダーさんの家で、 魚5匹
クーパーさんの家で、 さくらんぼをのせたカップケーキ6こ
マクギンティーさんの家で、 ソーセージ7本
お腹が、はちきれそうになって、座り込んでしまうのも当然だと
思いました。”小さなネコ用のドアが、くぐれてよかったね”と、
思いました(笑う)私も苦しくなっても、食べてしまいます(笑) (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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