
五味太郎さんの自由な発想を育てる人形付き「おさんぽえほん」シリーズ第二弾! 男の子と女の子。二人なかよくおでかけです。
「どこにいく?」「なにしてあそぶ?」 「アイスクリーム屋さんがあるよ」
「あのコだれを待っているのかな?」 「あ、あの壁ペンキ塗りたてだって!さわっちゃだめだよ」
「見て見て、お魚がいるよ」 「お花がきれいに咲いているね」
実は、この絵本は見開きページが全て背景のみなのです。 お話はありません。主要な登場人物もいません。
この絵本の世界の中で物語を作るのは、私たち。
露店や木が並ぶ道、タクシーが行きかう街中、公園、工事現場やデパートの中、遊園地。 たくさんの通行人やいろいろな遊びをしている子ども達が描かれています。自然と会話がこぼれるように、背景の中に描かれた人たちはみな独り言や会話をしています。
絵本に付いているお人形を使って、いろいろな場所でオリジナルの物語を作って遊んでみましょう。遊ぶたびに、違う表情を見せてくれるこのシリーズ。子どもの発想力を刺激してくれそうです。何より絵本の中でお人形が動いたとたんに、新たな物語が生まれるのです。しかも何度試しても同じ絵本にはならないのですから、本当に不思議! しっかりとしたボードブックです。ちょっとしたギフトにもおススメです。
(富田直美 絵本ナビ編集部)

ページをめくってもめくっても主人公は登場してきません。それもそのはず、絵本の主人公は表紙にはめ込んである人形なのですから。この絵本は、あなたが人形を動かしてあそぶことで完成するちょっと変わった絵本です。さて、どんなお話にしましょうか……。こんなに面白い絵本、見たことない!
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