パリに暮らす一人のおばあちゃんが、過ぎ去った昔を振り返りながら、いまの日常を語ります。 「年をとると思うようにいかないことも沢山あるけど、それを自分なりに前向きにとらえて生きていくわ。」誰だって何かしら事情を抱えています。
老いていく自分と向き合うお話です。
遠い未来のように思っていたことが、今の自分の日常になった時に、自分をどのように受けとめるのか、考えさせられました。
主人公のおばあさんは、夫を亡くして一人暮らしですが、ユーモアをもって自分を受け入れています。
だんだん出来ないことが増えていくことを、受けとめていることが素晴らしいと思います。
ユダヤ人としてまれ育った彼女の家族は、戦争の中で様々な迫害を乗り越えてきたようです。
でも、記憶として受けとめて、決して悲しみに縛られていません。
悔いのない人生を歩むことができるようにありたいと思いました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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