戦争遺跡とは、明治時代から昭和時代にかけて日本が行ってきた戦争に関連した、軍事施設、戦災地などの跡地のこと。広島・長崎の原爆遺跡をはじめ、全国に残っている主な軍隊施設、兵器工場、地下壕、要塞などの跡地について、そこでどのような事件が起こったのかを、写真とともに紹介。戦争の悲惨さを知り、平和の大切さを学ぶための格好の書です。 [1]戦争遺跡とは…戦争遺跡の分類/日本の軍隊 [2]軍隊施設…旧騎兵代旅団覆馬場/花巻防空監視哨聴音壕跡 [3]兵器工場…旧登戸研究所/大阪砲兵工廠跡/大久野島 [4]地下壕…南風原陸軍病院壕群/アブチラガマ/日吉台地下壕 [5]要塞…東京湾要塞と安房の戦争遺跡/舞鶴鎮守府/大樹町のトーチカ群 [6]基地…陸軍知覧基地跡/陸軍大刀洗飛行場跡 [7]原爆・空襲…広島の原爆遺跡/長崎の原爆遺跡/沖縄戦のつめ跡 [8]人々の祈り…名古屋陸軍墓地と軍人像/旧真田山陸軍墓地 他
戦争というと被爆国としての意識、大空襲で被災した意識は、多くの大人が持っているでしょうが、被害者意識に留まることは、ある意味日本という国を考える上ではアンフェアであることを実感しました。
国民は間違いなく被害者だったのでしょうが、日本という国は、その戦争のために何をしたか、改めて知らなければ正しい理解とは言えないのでしょう。
その上で、「国」に何をすべきか、考えられる人間になりたいと、今更ながらに思いました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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