早くに父を亡くし、母とも離れ離れになっ た、たった二人の兄と弟。アンパンマンの作者やなせたか しが弟・千尋との思い出を綴った幼物語。本書のために書き下ろされたエッセイを特別収録。
複雑な家庭環境に育ち、複雑な兄弟関係があって、やなせたかしさんの人生があったことを、しみじみと感じさせる詩画文集です。
詩というよりもストレートに親兄弟を語るやなせさんは、素朴な絵の中で、思いを深めています。
自伝を読むより、気持ちの塊を見ることができました。
やなせさんの温かみの根っこを感じさせてくれました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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