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カエサルくんと本のおはなし

カエサルくんと本のおはなし

  • 絵本
文: いけがみ しゅんいち
絵: せきぐち よしみ
出版社: 福音館書店

税込価格: ¥1,320

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作品情報

発行日: 2015年02月
ISBN: 9784834081411

出版社のおすすめ年齢:5・6・7・8歳〜
31X22cm 32ページ

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みどころ

「絵本が大好き!」

わかるわかる。面白い話だったら笑っちゃうし、絵を見ているだけでうっとりすることもあるし、ドキドキしたり、泣いちゃうことだってあるよね。でも、今はテレビだってパソコンだってある。絵本のどんなところが好きなんだろう?

「本を開く時、ページをめくる時のワクワクする感じが好き」

そうかもしれない。大人が読む本だって、色々な気持ちを抱えながらページをめくるものです。
でも・・・そういえば「本」って、最初からこの形だったの?

「本が、今の冊子の形になるまでには、長い長い物語があるのじゃよ」
こう言いながら、ひょっこり現れたのは小さなおじさん、カエサルくん。
偉大なるローマの将軍カエサルが、なぜ本の話を? 仲間もやってきたようだけど、誰なのでしょう?
疑問に思いながらも、カエサルくんは本が生まれた歴史を語りはじめます。

ページがある今の本の形が「冊子」。でも、最初は全然違う形だったのです。
大切なことを正確に、ずっと先まで伝えたい。そういう思いから文字が生まれ、書いた文字をのこすために生まれた本。そこからパピルス紙を使った巻物という形になり、様々な事情から羊皮紙が使われるようになり、さらにじゃばら折りや冊子という形に変わっていき・・・。
その変化の重要な鍵を握るのが、グーテンベルクくん、アルドゥスくん、そしてカエサルくんという訳なのです。

知っているようで、意外と知られていない本の歴史。歴史学者池上俊一先生の監修のもと、その当時の様子を丁寧にわかりやすく教えてくれます。当たり前だと思っていた本の形だけど、色々な世界の歴史が関わって変化してきたんだと、改めて実感できます。

意表をつくのは、現在の書籍の一つの形として電子書籍が登場すること。
そういえばスクロールって巻物にも似ている?
言われてみると、相反するばかりじゃないっていう考えも生まれてくるのです。
これから続いていく本の歴史、今度は自分たちで考えていく出番なのかもしれません。

『カエサルくんとカレンダー』に続く第二弾。こんな骨太の絵本も、たまには親子でしっかりと対峙してみるのもおすすめです。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

出版社からの紹介

あなたは本を読むとき、どんな気持ちでページをめくっていますか? ページのある本が生まれた歴史を、その鍵を握るカエサルくんと仲間たちが語ります。

ベストレビュー

昔本がなかった頃のはなし 本ができるまで

ローマの将軍 カエサル・シーザーの登場です
本の中からでてきて 本についてしょうたくんに教えてくれるのです

私たちが読んでいる本  二千数百年前 エジプトの人たちは パピルスという植物のくきをひらいて 巻物のようにして 絵をかいて人々の暮らしを伝えたのですね
パピルス紙どんなものかな?
カエサルは戦争の報告を パピルス紙に書いていたのです。 しかも持ち運びできるように小さくたたんで 持ち歩いたとか  考えたのですね

パピルス紙が手に入らないヨーロッパでは 羊皮紙というヤギや羊の皮に」文字を書いていたそうです
人間は、すごいな〜   文字で 伝えていこうとする気持ちが すごいと思います
私たちは 今では 本を読んでいます。

昔の人は いろいろな事を考えて印刷の技術や 紙を工夫して作ったこと   
私たちは、昔の人の知恵のおかげで 今のような本を読むことができるのですね。感謝です!

なかなかおもしろい本です   子どもたちに読んで欲しい本です
(にぎりすしさん 60代・その他の方 )

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