1年生になったけれどクラスになじめずにいるあやちゃんに、担任の小山先生は・・・。著者の実体験をもとにした、ハートフルなお話。
小学校低学年に紹介する読み物として読んでみました。
あやちゃんは小学校に入学する直前に、お父さんが病気で亡くなってしまったのです。
ずっと病院通いで、幼稚園もほとんど行かなかったため、
あやちゃんにはお友だちがいないのです。
周りになじめないあやちゃんを、担任の先生がそっと助けてくれますが、
その先生が年度途中で退職することになってしまうのですね。
お父さんの入院中、楽しい思い出だった「おてがみ」の絵が、キーワード。
その絵が、あやちゃんの転機になるのですね。
お父さんの死、いじめなど、かなり重いテーマを扱っているので、
子どもたちに手渡す時にフォローが必要かもしれませんが、
子どもの得意分野を伸ばしてあげることが自信につながることがよく伝わってきました。
担任の先生の、つかず離れずのフォローの姿勢、見習いたい、と思いました。 (レイラさん 40代・ママ 男の子21歳、男の子19歳)
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