きなちゃんが思いつく“いーいこと!”はとんでもなくて、はちゃめちゃなことばっかり。
この間は、お薬屋さんでこんなこと言ってましたよ。 「おねつの でる おくすり ちょーだい」 くすりやさんもびっくりして目をパチパチ。 だけどね、聞いてみるとちゃんと理由がありました。 「おねつになったら、ママが おいしい プリンを かってくれるんだよ」 ですって。
そんなきなちゃんのママが、お熱になっちゃった! パパに「いいこにできる?」と聞かれて、「できる!できる!」と答えたきなちゃん。 ほんとかなあ。 案の定、パパとの遊びに飽きてくると、こっそりママの部屋のドアを開けて・・・。
一体、きなちゃんは、いい子?それとも悪い子? 答えは明快。だって、きなちゃんがママのために思いついた“いーいこと!”は、本当に感心しちゃうことだったんですから。
好奇心旺盛で、思ったらすぐに行動。いたずらも大好き、いやなことがあれば大泣きしちゃう。 こんな自由でおてんばなきなちゃんは、みなさんの家にもいるかしら? きなちゃんみたいな子に毎日ふりまわされる幸せ、味わっているでしょうか? 忙しいパパやママにとって、子育ては本当に大変。でもやっぱり「子どもって本当に愛おしい!」ってこと、絵本「こしょこしょきなちゃん」シリーズは教えてくれます。
可愛くて力強いきなちゃん、次のお話でもまた会えるかな?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
きなちゃんは小さなおんなのこ。ときどきおなかがこしょこしょして、“いーいこと!”を思いつきます。 くすりやさんでは「おねつのでるお薬ちょうだい」なんて言います。おねつになると、ママがプリンを買ってくれるからです。
ある日きなちゃんのママがおねつになりました。「いいこでね」と言われてもどうしても気になるきなちゃん。 お医者さんになってママの目を開けたり、ママにお手紙をかいて顔の上においたり…。 それからプリンをもってきてストローでグチャグチャグチュグチュ、かきまぜはじめました。まあなんてこと! でもそれは、きなちゃんが思いついた“いーいこと!”だったのです。
子どもの「いたずら」は大人にとっては困ってしまうこと。でもそれは自由な心で感じ、発見する力がなければできないこと。 忙しく時間に追われるパパやママも「子どもって本当に愛おしい!」と子育てを励ましてくれる絵本です。
はちゃめちゃな女の子きなちゃんのお話。
きなちゃんの行動ひとつひとつにちょっと驚いてしまいます(笑)。
ママがおねつを出した時はゆっくり寝かせてほしいものですけど。ママ目線でそう思ってしまいましたが、きなちゃんはきなちゃんなりにママのことを思っているんですよね。
きなちゃんプリン、この家では風邪の時の定番になりそうですね。
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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