
世界一の宇宙基地へようこそ。
旅する絵本作家サセックが、世界の都市を描いた人気シリーズ
日本人宇宙飛行士・野口聡一さんが搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー」号の記憶もあたらしい、ケネディ宇宙センター。
NASA、ミサイルを追跡するレーダー、宇宙服のひみつ、ロケット発射台の観光地「ココアビーチ」、有人宇宙飛行へのかぎりない挑戦…。
少年少女(の心をもつ大人も)が目を輝かせるような知識と魔法が凝縮された、特別な一冊です。


ジス・イズシリーズは、子どものためではなく私のために集めています。
世界各地のガイドブック的なシリーズですが、サセックさんの挿絵がほんとうに私の好みなのです。
この本は「ケープケネディ」という都市の紹介。
表紙のロケットでおわかりですよね?アメリカ・フロリダにある、ロケット発射基地、ケネディ宇宙センターのある街なんです。
シリーズ他の本と同様、これも初版は1963年。
なんと、アポロ月着陸よりも前の発行なんですよね。
なので、登場するロケットも月探査船もアポロではありません。
その前、マーキュリー計画の時代です。
来るべき月旅行へ向けて、宇宙空間へ人間が無事に行って帰ってこれるかを確かめるための宇宙旅行へ、勇敢な飛行士達が旅立とうとしている時代。
宇宙開拓時代というのか、そういう熱気あふれる雰囲気が伝わってきます。
現代に生きる我々は、その後、アポロが月着陸を成し遂げたこと、現在では宇宙ステーションで宇宙飛行士さんたちが長期滞在できるまでになっていることを知っています。
ほんの数十年間の進歩の大きさに、ほんとうに驚かされます。
いろんなことを考えさせてくれる絵本です。
インテリアとして表紙を飾っておくだけでも素敵ですしね。
シリーズ他の本とあわせてお勧めです。 (あんれいさん 40代・ママ 男の子6歳)
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