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ポルトはトレモスの町一番のパン焼き職人。ところが、ある日ポルトの店の真ん前に、同じようなつくりのパン屋が開店したのです。第1回小川未明文学賞優秀賞受賞作。
タイトルやイラストの雰囲気からヨーロッパのお話かな?と思ったら意外にも日本の童話でした。
町一番のパン屋の真前に、同じような作りのパン屋が開店します。パン焼き職人で主人のボルトは、どうにもこうにも新しい店のことが気になってしまい、仕事に身が入りません。心配した弟子が偵察に行くことになるのですが……。
裏切りのお話かと思って、ハラハラしながら読み進みましたが、予想を超える展開、結末でした。とても考えさせられます。
大人が読んでもとても満足感のあるお話でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子15歳、男の子12歳)
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