毎年、クリスマスが近づいてくると、 みんながそわそわしはじめます。 今年はどんなクリスマスツリーにしようか 考えるだけでもワクワクしちゃいますね。
もちろん、それは森の中で暮している動物たちもなんです。 今年はちょっと趣向をかえて、一番素敵なツリーを ふくろうじいさんに選んでもらうことになりました。
クマさんもリスさんもウサギさんもシカさんも それぞれの素敵なアイデアで飾りつけしています。 その様子をふくろうじいさんは見て回ります。 どのクリスマスツリーも自慢のツリーばかり。 ところが、ハリネズミだけが自分のちっぽけなツリーに心を痛めます。 そして、だからこそだれも気づかなかった大切なことに気づくのです。 それはいったい・・・?
「ぴよちゃん」シリーズで愛らしいひよこのぴよちゃんを生み出した いりやまさとしさんの描くやさしい心あたたかなクリスマスの物語。 ふりしきる雪の中、動物たちのやさしさが森を包みます。 さて、どんなクリスマスツリーが一番だったのでしょうね。 それにしてもいりやまさんの描く動物たちの愛らしいことといったら! クリスマスが楽しみになるおすすめの絵本です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
今年いちばんのクリスマスツリーは、どれ?? 森で、クリスマスツリーのコンテストが開かれることになりました。 誰のクリスマスツリーが一番かを決めるのは、物知りのふくろうじいさんです。 動物たちは、みんな自分のツリーを選んでもらおうと、はりきります。 けれど、ふくろうじいさんの異変に気がついて・・・・・・。 クリスマスにぴったりの、優しい気持ちになれる絵本です。
クリスマスが近づいたある日のこと、森のみんなは、クリスマスツリーの一番を決めることにしました。
審査員は、”おっほん”と咳払いをする癖のあるふくろうじいさん。
さっそく作り始めたみんなは、いつしか、ふくろうじいさんの”おっほん”の数を競うようになりました。
私、最初は違う結末を予想していたのですが、実際のラストは、それとは全く違うものでした。
そのラストの暖かくて優しいこと。
設定は冬なのに心は春のような、思いやり溢れた素敵なラストでした。
作家であるいりやまさとしさんの他の絵本も読んでみたくなりました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子20歳)
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