あま~いパンが得意なくまさん。しょっぱいパンが得意なしろくまさん。 おさななじみの2人がおいしいパンを焼きます。 西村敏雄さんの人気絵本『くまくまパン』の続編です。
2人が働く「くまくまパン」に、ある日、王様のカバが家来をつれてやってきました。 「こんどの にちようび おしろへきて パンを つくって もらえないか」ですって。 それだけ言ってさっさと帰ってしまった王様……。 くまさんたちはよくわからないけれどパン作りのしたくをしてお城へいってみました。 王様は、きげんがわるい王子をとくべつなパンでよろこばせたいと言うのですが……。
さて、くまさんが作った大きな大きなクリームパン。 しろくまさんが作ったなが〜いなが〜いソーセージパン。 どっちも、見るからにとくべつ! 見るからにすごい! でも王子はよろこびません。 ふきげんなカバの王子、本当は何がしたいのかな……?
なんといっても今回もたまらないのが、おいしそうなパンの数々! え? クリームパンとソーセージパンのことではありませんよ。 ちゃんとその後に出てくるんです。 チョコのたっぷり入ったあんな形や、ぴりっとカレーの入ったこんな形。 それはもう、すてきな形のパンの数々が。 最後にカバの王子がにっこり笑顔になるそのわけと、ユニークなパンの絵をどうぞお楽しみに!
くまのパンやでパピプペポ。 みんなで食べるパンはおいしいよね。 やっぱりくまのパンやは最高です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
“くまくまパン”は大人気のパンやさん。ある日、くまさんたちは、かばの王さまにたのまれて王子さまのためのパンをつくることに。くまさんは大きなクリームパン、しろくまさんは長ーいソーセージパンをつくります。おいしそうなにおいが広がり、お城のまわりにこどもたちが集まるほど。けれども、王子さまは食べてくれません。そのとき、お城の外から声が聞こえてきて…。どうぶつの国のお城でくまのパンやさんたちががんばります。
このお話は、クマとシロクマのパン屋さんのお話でした。王様が元気のない王子のために素敵なパンを作ってくれるようこのパン屋さんにお願いして素敵なパンを作ることに。すてきなパンはできたのですが王子は元気がないままでした。友達と一緒にパンを食べたかった王子の願いをこのパン屋さんはかなえてあげて、他の子にもいろいろなパンを作ってあげていました。うちの子はこのすてきなパン屋さんを見て「僕も自分のパンを作ってほしいな〜!」と言っていました。 (イカリサンカクさん 30代・ママ 男の子7歳)
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