真っ青な空にひらりひらりと飛んで来たのは・・・一匹の小さなしろいちょうちょ。 緑の野原の上を飛んで、お花のつぼみにとまります。 すると「くすぐったい」! つぼみが花を開きます。ぱっ。 ちょうちょは、次々に花を咲かせますよ。 ぱっ ぱっ ぱっ。 なんて楽しい景色でしょう。 次にちょうちょがとまったのは、お昼寝中のこねこちゃん。 すると・・・?
自然派アーティスト・村上康成さんがあかちゃん向けの絵本をつくったら、春らしくとってもご機嫌なファーストブックが出来上がりました! きまぐれなちょうちょがひらりと飛んでいる姿、ちょうちょにつられて花を咲かせちゃう色とりどりのお花たち、お昼寝から起こされたちょうちょを追いかけるこねこちゃん。言葉も絵もシンプルだけど、ページをめくるごとに、なんだか嬉しい気持ちが積み重なっていくみたい。 最後にこねこちゃんが見上げた空に見つけたものはなんだったのでしょう?
あかちゃんの頃から何年も、繰り返し読み続けてほしい1冊ですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
しろいちょうちょが とんでるよ ひらりひらり 青空の下、白い蝶は緑の野原を飛んで、花のつぼみにとまります。すると、 くすぐったい! つぼみが はなをひらいたよ ぱっ! 蝶は次々に花にとまり、色とりどりの花を咲かせていきます。 ぱっぱっぱっ、ぱっぱっぱっ やがて蝶は、昼寝していた真っ黒な子猫の頭の上へ。 「あそぼ あそぼ」と誘ったら…
野原を飛び回るしろいちょうちょと、次々に咲く花。
これだけなんですが、短くもリズミカルな文章と、村上さんの絵がとてもいい!
特に、ぱっぱっぱっ、と花が咲いていくページは、パステルカラーがとっても綺麗です。
春にぴったりの絵本ですね。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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