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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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だれか ぼくを ぎゅっとして!

だれか ぼくを ぎゅっとして!

  • 絵本
作・絵: シモーナ・チラオロ
訳: おびか ゆうこ
出版社: 徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,650

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 2016年02月29日
ISBN: 9784198641054

出版社のおすすめ年齢:3歳〜
21cm/24ページ

みどころ

トゲを持つサボテンの子が「ぎゅっとしてほしい」!?
せつないタイトルにひかれて絵本を開くと…

そこは、いろんな姿のサボテンたちの住むお屋敷です。
相手に近づくのは何より失礼なこと、それがサボテンたちのマナーでした。
だから、幼いサボテンのサボタは、みなからこう教わります。
「くっつかないで」
「きれいな花を咲かせなさい」
「りっぱなサボテンになりなさい」
ところが、サボタが望んでいたのは、りっぱになることより、ぎゅっとだきしめてもらうこと。
そんなサボタはサボテンたちに理解されず、心はさみしくなるばかり。サボタは、思いきって一人で暮らし始めました。
ところがある日、サボタの耳に、さびしげな泣き声が聴こえてきて…。

この心をゆさぶられる物語をつくられたのは、イギリスで活躍中の作家シモーナ・チラオロさん。サボタがかわいそう…これからどうなるの? と先が気になる展開ですが、イラストにはユーモアがあふれていて、子どもたちも安心して楽しむことができそうです。サボテンたちが読んでいるサボテン新聞や、サボタの一人暮らしの様子(デリバリーを頼んでいる!)、住まいに掲げた立て看板などに、思わずくすりと笑ってしまいますよ。イラストは、水彩パステル調のやさしいタッチで、グリーンやアースカラーにしぼった色合いなのも、個性的でおしゃれです。かわいいサボタの動きや表情、ぜひじっくりお楽しみくださいね。
サボタのけなげな姿に、心がぎゅっとなり、ラストでほっとあたたまります。ロマンチックな愛の寓話としても読めるかもしれません! 子どもたちはもちろん、おとなにもオススメしたい一冊です。

(長安さほ  編集者・ライター)

出版社からの紹介

サボタは、ちいさな子どものサボテンです。いろんなサボテンたちと、大きなサボテンやしきで暮らしています。サボテンたちはいつもきれいに並んでいて、けっして相手にさわることはありません。相手に近づくことは失礼だからです。でもサボタはいつもぎゅっとだきしめてほしいと願っていました。ある日? 「だきしめてほしい思い」を描いた、心がほっとあたたまる絵本です。

ベストレビュー

サボテンだってハグしてもらいたい?

子どものサボテンが象徴しているのは、本当の子どもでしょうか。
甘えたい年ごろなのに、確かにいろんなとげを持っています。
とげを突き立てたりしたらハグはできないですよね。
小さなサボテンと風船が接触したシーンを描かなかったのは、思いやりでしょうか。
その場面の飛躍が、サボテンちゃんの衝撃を大きく感じさせます。
サボテンちゃんと寄り添って、ふれあえる意志を持ちたいですね。
最後に石が出てきただけに、そう思いました。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )

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