『そらまめくんのベッド』や『くれよんのくろくん』など、魅力あふれるキャラクターで子どもたちに大人気の絵本作家・なかやみわさん。そんな、なかやさんが描く、新しい絵本の舞台は「やさいのがっこう」。 そこには、おいしい野菜になるために、いろいろな野菜たちが通っています。 とまとちゃんも、そのひとり。 まわりの野菜たちは、次に学校を卒業するのはとまとちゃんだと言うけれど、頭のてっぺんが青くて、まだ、卒業することはできません。 早く八百屋さんに並びたいとまとちゃんは、赤くなるために日光浴をすることにしました。 でも、あいにく天気は曇り空……。 おひさまの光を浴びないと、まっかになれないとまとちゃん。ぶじに「やさいのがっこう」から旅立つことはできるのでしょうか……。
トマト、ナス、キュウリなど、なかやさんの描く野菜たちは、どれもとってもキュート! それぞれ個性もしっかりしていて、「この子、私みたい」「ぼくにそっくり!」と、自分に似ているキャラクターを見つけて、楽しむのもオススメです。 絵本の中には「クレソン」や「ミョウガ」など、子どもたちになじみのない野菜も出てきますが、「今度、スーパーで買ってみようか?」「お料理したら、食べてみる?」と、上手に食育に結び付けられれば、野菜好きになってくれるかもしれませんね。
おいしく食べてもらいたいと頑張るとまとちゃんの姿に、エールを送りたくなる一冊です。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
やさいの子どもたちが、おいしいやさいになるためにかよう「やさいのがっこう」。あこがれの「ごうかくシール」を貼ってもらうため、みんな毎日ふんとう中。とまとちゃんも真っ赤になる日を夢見て、がんばります。読めばやさいが好きになる! なかやみわの新シリーズ絵本登場です。
「そらまめくんシリーズ」や「くろくんシリーズ」「どんぐりむらシリーズ」を読んできた5歳幼稚園年長さんの娘と一緒に読みました。
さすが,なかやみわさん!
イラストがとても可愛らしいです。
今回は,日常的にたくさん接することのある野菜たちのお話なので,とても身近に感じられると想います。
「やさいのがっこう」なので集団生活をしている幼稚園児や保育園児にも共感できる部分も多いと想いました。 (まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子5歳)
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