学校から帰ってもいつもひとりぼっちのわたし。そこへやってきたやんちゃで、元気な子犬のクロー。わたしの毎日はすっかり楽しくなった。でも、それは長くは続かなかった……。 幼い頃のクローとの楽しかった、また悲しい思い出を大人になった今、やさしく、切々とうたいあげた物語詩の絵本です。
ひとりぼっちの少女と子犬の出会いから別れまでの情景の断片が、とても繊細に、感情豊かに語られていて、心打たれる物語です。
独り語りの形で進む物語ですが、母親となった今、息子が連れ帰った子犬に、幼い頃の自分を重ね合わせ、子犬との再会を思わせる終章に、ジーンとしてしまいました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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