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プーのはちみつとり

プーのはちみつとり

  • 絵本
文: A.A.ミルン
絵: E.H.シェパード
訳: 石井 桃子
出版社: 岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!

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税込価格: ¥1,100

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作品情報

発行日: 2016年09月28日
ISBN: 9784001160048

出版社のおすすめ年齢:5・6歳〜
21.0×14.8cm・上製/48ページ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

石井桃子さん訳、くまのプーのはじまりのお話です。
「そうら、クマくんが、二階からおりてきますよ。バタン・バタン、バタン・バタン、頭をはしご段にぶつけながら、クリストファー・ロビンのあとについてね。」
こんなふうにはじまります。

クリストファー・ロビンのお父さんは、クリストファー・ロビンに「ひとつしてやってくれない?」とたのまれて、プーにお話をすることになります。
どんなお話かというと、「じぶんが出てくるおはなし。プーって、そんなクマなんだよ」。
つまりこれは、プーのためにお父さんが話した、プーが出てくるおはなしなのです……。

はちみつをたべたいクマのプー。
大きなカシの木の下で、蜂がブンブンいう音をきき、蜂っていうのはどうしてブンブンいうんだろね?と考えます。
そしてはちみつをとるために木にのぼりはじめますが……おっこちて失敗!
クリストファー・ロビンの助けを借りようと考えます。
(ここで、クリストファー・ロビンが「それ、ぼく?」とおそるおそるお父さんに聞いて、顔を真っ赤にするのがとても愛らしい場面です。)

プーが頭をひねって、風船をつかって、はちみつをとろうとします。
そのために自分を黒くぬって「黒雲」のふりをする……!?
クリストファー・ロビンでなくたって、「ばっかなクマのやつ!」と笑いたくなっちゃうかもしれません。
プーのへんてこな奮闘ぶり、詳細はぜひお話を読んでみてくださいね。

E.H.シェパードのカラー挿絵がふんだんに入り、絵童話のように読むことができます。
本書「はじめてのプーさん」シリーズは、石井桃子さんの名訳そのままに、一話ごとに楽しめるのがポイント。
言葉の言い回しはやわらかく、古めかしいと感じるところもあるかもしれませんが、全体的にのんびりとあたたかく響きます。

キャラクターの「プーさん」しか知らない方には、一度ぜひ手にとってほしいお話の世界です。
プーをはじめ、百町森のなかまたちがいきいきと暮らしているようすが、手にとるように伝わってきますよ。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

クリストファー・ロビンにひきずられて、階段の上からバタン、バタンとクマのプーさん登場! くいしんぼうのプーさんは青い風船につかまって、ハチにばれないようにハチミツをとろうと、大ふんとうしますが……。装いをあらたに一話読み切りでお届けする、これがプーさん最初のお話。[装丁・重実生哉]

ベストレビュー

はじめてのプーさん

くまのプーさんは、キャラクターではよく知っていますが、原作は読んだことがありません。
「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」を読んでみたいとは思っているのですが、まだ読めておらず。
そんな折、「はじめてのプーさん」のシリーズが3冊出ているのを知って、まずこちらから読んでみたいと思いました。
お父さんが、クリストファーロビンにねだられて語るという設定でお話が始まります。
お話がちょうど良い長さだったので、読みやすかったです。
カラーの挿絵がたくさんあって、可愛かったです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)

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