ある朝目がさめると、朝の7時だというのにお外は真っ暗。 前の日に「おひさまが出てこなければずっと寝ていられるのに!」なんて言ったせいで太陽が隠れてしまったようです。 ぼくは宇宙船に乗ってお父さんと一緒に、おひさま探しの旅にたつ事になりました。
おとうさんが宇宙船の中で、太陽がいかに地球の生物にとって大切な存在かを話してくれます。 太陽が出ないと、まずとっても寒くなること、植物が育たなくなること、植物が育たないと、草を食べて生きる生き物たちが生きていけなくなり、するとその生き物たちを食べる他の生き物、すなわち人間も生きていけなくなる・・・。 そして太陽がないと、光がなくなり、生き物はモグラのように目が退化してしまうこと、太陽がないと雨も降らなくなって景色が一変してしまうことも。
子どもが絵を描く時に真っ先に画用紙に描く「太陽」。 いなくなったら、どれだけ大変か! いかに身近で大事な存在かを、男の子とお父さんの宇宙旅行というストーリーの中で、楽しく学ぶことができます。太陽について考えるきっかけになる絵本です。
(福田亜紀子 元絵本編集者)
ある朝目が覚めると、おひさまがいなくなってしまってた。 おひさまがいなくなった世界はどうなっちゃうの? ぼくは、お父さんといっしょにおひさまをさがす旅にでる。 科学の心を芽生えさせる新シリーズ第一弾!
太陽の役割、影響などについて考えさせられる、良い絵本だったと思います。物語ベースの絵本なので、堅苦しくなく「太陽」について考えることができた点も良かったと思います。ただ、そのため、ストーリー全体としてはフィクションになっています。この点は賛否があるかもしれませんが、私はおもしろかったと思います。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子4歳)
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