新刊
ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

  • かわいい
  • 盛り上がる
うみべのまちで

うみべのまちで

  • 絵本
文: ジョアン・シュウォーツ
絵: シドニー・スミス
訳: いわじょう よしひと
出版社: BL出版 BL出版の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2017年07月10日
ISBN: 9784776408093

出版社のおすすめ年齢:低学年〜
22×29p 52p


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みやこしあきこさん×シドニー・スミスさん インタビュー

みどころ

「ずっと暗い穴の中で働いてきたんだ、死んだら海の見える明るい場所に埋めてくれ」

海の見える町の、海の見える丘に、おじいちゃんのお墓がある。
おじいちゃんは、海の下を通るトンネルで、石炭を掘っていた。
今は、お父さんが同じように働いている。
そしていつか、ぼくもそこで働くんだ。

舞台のモデルは、1950年代のカナダのケープ・ブレトン島。
海辺に広がる炭鉱の町で、少年は暮らしています。
朝は友だちと遊び、昼には町へ買い物に出かけ、おじいちゃんのお墓参りをする。
そして夕方には、お父さんの帰りを待って、家族で夕飯を食べる。
この作品が描くのは、ただそれだけの、なにげない一日。

これは、コントラストの物語です。

お父さんが掘り進むトンネルの不気味なまでの不穏さと、地上で流れる日常の光景とのコントラスト。
一見不自由にも思える少年の未来と、しかしそのことに誇りを抱いているようにも感じる少年の言葉とのコントラスト。
炭鉱から漏れる炭で色のついたような黒々とした影と、日を受けてまばゆく光り輝く海とのコントラスト。

そのコントラストのなかで、ありふれた日常の愛おしさと、1950年という時代に若くして炭鉱で働き生きていくことの過酷さが、際立って読者の胸に迫ってきます。

淡々と、炭鉱と海と家族とに囲まれて過ごす、少年の一日を描いた絵本。
それなのに読後、胸に残るのは、まるでひとつの街とそこに暮らす人々の営みを記した壮大な一冊を読んだかのような感動です。

絵本でしか得られない、不思議な感動をぜひ、味わってみてください。

(堀井拓馬  小説家)

うみべのまちで

うみべのまちで

出版社からの紹介

ぼくの うちからは うみがみえる。
きょうは、とてもいいてんきで
うみがひかっている。
おとうさんは うみのしたの
たんこうで はたらいている。
おはかにねむる おじいちゃんも、
おなじように はたらいていた。
そして、いつか ぼくも、
そこで はたらくんだ。

1950年代のカナダのケープ・ブレトン島をモデルに
祖父から父へ、父から息子へと
海底炭鉱ではたらくことを
受け入れてきた家族の日常を
美しい絵と詩的な言葉で描く。

ベストレビュー

心に響く作品

何の考えもなく
表紙の海に光が当たっている絵を見て
お借りしました

これが、大きな間違いでした

屋根の上?でその海を見ている少年

ページをめくり
カバーのところに
前略
祖父から父へ、父からむすこへ
ひきつがれていく時間
少年とうみと家族の物語

とのこと
で、ページをめくると

とうさんは いった。
「たんこうで はたらいた ひとたちの おかげで、
いまの わたしたちが ある」
 ー ジョアン・シュウォーツ

とうさんと むすこへ ー シドニー・スミス

上記は、作者と絵を担当した方

炭鉱?
どうして、海???
と、「?」がいっぱいに

炭坑?探鉱?
海の下に掘ったトンネル とのこと

淡々と ぼく の生活と
たんこうではたらくおとうさんの仕事場の様子と
そして、いろいろな表情を見せる海

この「淡々」さが
胸をギュッとしめつけます

おじいちゃんのお墓の場面
絵と文章が、印象的です

特別に楽しいことやイベントがあるわけではなく
大変な仕事の後での家族団らんの様子に
ホッとしながらも
でも、「ぼく」は、祖父、父と同じ道を歩むのを
誇らしくも
でも、疑問に思うことなく
その人生をつないでいくんだろうか・・・
と、考えさせられました

光とー影
コントラストが印象深いから
尚更なのかもしれません

1950年代・・・実際にあったんですよね
対象年齢も、考えてしまいます
まずは、大人たちへ薦めてみます
(しいら☆さん 50代・その他の方 )

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