寒い季節に心があったまるおはなし。 さむがりなはりねずみくんに、ひつじばあばが赤いマフラーを編んでくれました。 はりねずみくんは大喜びで赤いマフラーをして遊びに出かけたのですが、帰り道でマフラーをなくしたことに気がつきました。大事な赤いマフラーはなかなか見つからなくて…。
北風がびゅっと吹いても、赤いマフラーがあるからニコニコ顔のはりねずみくん。とっても愛らしい笑顔にこちらまでニッコリしてしまいます。 でも、マフラーをなくしてしまって困った顔に。小さなはりねずみくんの心はドキドキ、チクチク。 遊びに夢中になって、ハッと気がつくと何かやらかしてた!ってこと小さい時にはよくありますね。 はりねずみくんが泣きながら向かった先のひつじばあばの優しいこと。 赤いマフラーにはひつじばあばの愛情がたっぷり。白地の多いページに、ぽっちりとした赤が効いています。
読み聞かせの時は、本の裏であったかそうなマフラーをしているうさぎくんとりすくんもゆっくり見せて終わりにするとよいですね。
2才ごろから。冬のお話会に、親子の読み聞かせにおすすめします。
(山田裕子 小学校司書)
寒がりのハリネズミくんは、ばあばから手編みのマフラーをプレゼントされます。すぐにくるんと巻いて外に遊びに出たハリネズミくん。広場でおともだちのりすくんやうさぎさんと出会って、いっしょに遊んでいるうちにマフラーをはずしてしまいました。おうちに帰る途中で、マフラーがないことに気づいたはりねずみくんは、急いで広場に戻りましたが、マフラーがありません。泣き出したハリネズミくんに……。4さいから
以前同じシリーズの『はりねずみくんのねがいごと』を読んだことがあったので、続きのお話かな?と手に取りました。
ひつじばあばが編んでくれたあかいマフラーをして、外に遊びにでたハリネズミくん。夢中で遊んでいるうちに、マフラーをなくしてしまって……。
ひつじばあばの優しさに触れ、読んでいるこちらも、ぽっと温かくなるようです。
銀世界に小さな赤色が映える素敵なイラストで、大人も楽しめました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
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