小学4年生のつむぎは、おかあさんにかわって、家事もこなす内気で、しっかりものの女の子。おばあちゃんが通うケアハウスで俳句にであったつむぎは、ある日の放課後、だれもいなくなった教室の黒板に、自分のいらいらをぶつけるように俳句を書き残す。次第に俳句の魅力にひかれていくつむぎの前に、先生からクラス全員での俳句大会の提案が……。
五七五の世界が好きなだけに、面白く読みました。小学校4年生という設定も良かったと思います。
いくつもの俳句に個性をつけることの難しさと、俳句の質を保つことを、小学生にだということで、著者はクリアしました。
お話前半に出てくる俳句は私も好きです。
でも、作者の主眼は、ことば遊びの楽しさと、クラス間の調和だったのですね。
気軽に読み終えました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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