カラフルで元気な毛糸玉たち……「まる」をテーマに鮮やかな色とエネルギッシュな動きが魅力的な今回の絵本。作家の松田奈那子さんは、3人の妹たちとの子ども時代を思い出して作ったそうです。色は一人ひとりの個性。違っているからぶつかることもある。でも「いろいろなお友だちがいるから楽しいよ、すてきなんだよ」というメッセージが伝わってくる絵本です。
七色のカラフルな毛糸玉たちが、ころころ、ころころ、ころがったり、ほどけたり、からまったり。
毛糸玉たちの色がとても鮮やかで、表情も豊か。絵を目でおいやすくて、しぜんに毛糸玉達の物語に入り込んでしまいました。オチも面白かったです。
「まる」の言葉あそびに気づかなくても、自然に楽しめると思います。小さな子どもたちと一緒に読みたい、一冊でした。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子13歳)
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