おんぼろの板で作ったいかだに乗って、女の子がひとり、海を旅していました。海のまんなかに木の看板が立っています。〈しあわせの島〉―わたし、そこへ行きたい! 女の子は、さまざまな島に上陸してみますが…? 「しあわせとは何か」を、やさしい言葉と美しい絵で問いかける、ヨーロッパで話題の絵本。オランダを代表する絵本作家による意欲作。大人へのプレゼントにも最適。
一人一人が自分の島を持っているのでしょうか。それが、その人にとってのしあわせの島なのでしょうか。
人はそれぞれに自分の島を探して旅するのでしょうか。
絵を眺めながら色々なことを考えました。
この絵本は、答えを出すのでも、教えるのでもなく、考える空間を提供しているように思えました。
少な目の言葉にたいして、いろんな島風景がめぐらされます。
しあわせの島が一人だけのものであることに違和感を覚えましたが、あくまで自分自身の心の海なのでしょうね。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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