一年のうちのある一晩だけ、ヤナギ通りに住んでいる子どもたちが、おとなたちに許されていることがありました。それは、変な服を着たり、怖いお面をかぶったり、顔に色を塗ったりして人を驚かせることです。 そんなことができる夜が「ハロウィン」です。 ヤナギ通りの中だけであれば、子ども達はいくら人を驚かせても良いことになっていましたが、ただ一軒のお家だけは別でした。 その家のことをこどもたちは「ヤナギ通りのおばけやしき」とよんでいました。 トリック オア トリート! ハロウィンの夜、ヤナギ通りの「おばけやしき」でおきたこと。 読んだ人の心に暖かい何かが残るすてきな物語。
スロボドキン作、小学中学年向き読み物。
予想外の、そしてこれまでに読んだことがないタイプのハロウィンのお話でした。
「トリックオアトリート」と言って、まさか「トリック=いたずら」を選ばれてしまうとは!「このお家は大丈夫なのかな…」とドキドキしながら読めるところも良かったです。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子8歳、男の子5歳)
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