|
叔父と名乗る怪しい男の手引きでアラジンはランプを手に入れます。それはこすれば魔物が現われ、望みを叶えてくれる魔法のランプでした。ハラハラドキドキの冒険物語です。
なんていうか、アラジンってこんなにだらしのない男の子だったんですねぇ・・・。
でも、さすが「11ぴきのねこ」の馬場さんです。あのあつかましい猫たちも憎めませんが、このドラ息子アラジンも「ま、いいんじゃないの?」と許せてしまいます。
お話は周知のとおり、壮大で痛快。
王さまとのやり取りも、魔術師の仕組む罠も、魔神の豪快さも、素晴らしいエンターテイメントです。
そして、何といっても独特の文章が、この絵本の魅力ですね。
読み聞かせると、30分位(かなぁ?計ってなかったので適当ですが・・)の長ーいお話なのですが、ただ淡々とお話が進む文章ではなく、噺家さんが話しているような軽快な物なので、飽きずに最後まで楽しめます。(ただその分、読み手も覚悟が必要かも。それなりに抑揚をつけて面白く読まなければなりませんから・・)
小さいお子さんには、長すぎるし 途中で分けて読んでもちょっと難しいかな・・、と思います。ほんとにお話し好きのお子さんには、寝る前に何日かかけて読む事もできるとおもいますが・・。
やはり小学校中学年以上からが、良いかと思います。 (ちょし★さん 30代・ママ 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳)
|