あの菊地秀行氏が初めて挑んだ大人向け絵本
人間たちが始めた戦争に、人間の代わりとしてネコの〈ニャンコ〉が兵士として戦場へ送り込まれたのは、〈僕〉が三歳のときだった。半年ほどして帰ってきた〈ニャンコ〉は右の眼がつぶれ、右の前足はプラスチックの義足になっていた。名誉の負傷だったので十日間の休暇を与えられた〈ニャンコ〉。そして、快復した〈ニャンコ〉は再び戦場へかり出される。その二年後に再び帰還した〈ニャンコ〉は、今度は左足も失っていた。〈僕〉は「もうこれで除隊だ。戦争に行かなくてもいいはずだ」と喜ぶが……。 次に待っていたのは更なる残酷な運命だった。 超伝奇小説の第1人者、菊地秀行が初めて挑む、大人向け絵本。
人間の代わりに戦争に行かされるネコという発想に、恐ろしさを感じました。
しかも、負傷していても、何度も戦争に行かされるのです。
ネコも命を持った生きものだと考えたときに、何でそこまでして戦争を続けるのか、分からなくなりました。
戦争の痛みをわかるのは、やはり人間でしょう。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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