ある晩とつぜん空からやってきた、あかんぼう。みんなにほしのこどもとよばれ、見守られながらすくすく大きくなります。やがて年おいると、ふと消えてしまい……。ほしのこどもをめぐり、いたわりあう人びとの日常の風景をあたたかく描きます。オーストラリアを代表する作家と画家が心をこめて贈る、いのちの旅の物語。
たくさんの愛情をうけて育った、ほしのこども。そして自分も、まわりの人たちに愛情をかけてやります。おだやかに年をとり、静かになくなっていきます。ほしのこどもがいなくなって、残されたいすと星模様の布の場面が悲しかったです。亡くなるときまで、ほしのこどもと呼ばれていたんですね。やさしくあたたかな色合いで描かれた絵に、しみじみしました。 (どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子19歳)
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