ここは、オーストラリアの広い広い草原です。 そう、カンガルーがいるところ。
ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ! 飛び跳ねるメスのカンガルーのおなかには、袋があります。 その中にいたのは、小さい小さい、カンガルーの赤ちゃん! 生まれたときは2pくらいで、まるでカンガルーのようには見えないけれど、自分でお母さんの体をよじ登って、袋に入るんです。 無事、袋に入ったあとは、乳首に吸い付いて、60〜70日くらいそのままで大きくなります。 袋から顔をだすのは5〜7カ月も経ったあと。 お母さんのおなかの袋は、赤ちゃんと同じように大きくなるんだそうです。すごい!
それからは、お母さんと並んで水を飲んだり、草を食べたり。 でも、時々おなかの袋に戻ったりもしながら、大きくなっていきます。 その様子が、写真とわかりやすい簡潔な解説で紹介されています。
小学校1年生の国語の教科書に登場する動物たちをとりあげたシリーズの1冊。巻末のイラストページでは、もっと詳しい解説があり、特徴や、体のおおきさ、住んでいるところ、寿命や食べもの、それから、いろいろな種類のカンガルーがいることがわかります。ほかの動物の赤ちゃんと比べて違いを学ぶ、「くらべよう!」のコーナーで、ひとり立ちするまでの期間などを比べてみたら、より一層動物に興味を覚えるかも? 小学校入学のギフトにもオススメです。
小学校1年生の国語の教科書(下巻)の、「どうぶつの赤ちゃん」(光村図書)「子どもをまもるどうぶつたち」(東京書籍)に登場する動物たちをとりあげたシリーズ。生まれてからひとり立ちするまでを写真とストーリーで構成。教科書にも多く取り上げられている詩人の木坂涼さんによる文章は、いきいきと動物の赤ちゃんたちの生きる姿を伝えます。イラストページでは、くわしいデータや生態を紹介。写真で見せにくいことがらもイラストで解説します。生まれてくるときの育ちの状態の違いや、成長のスピードの違いなど、各巻を比べることで、より深く動物たちを理解することができます。巻末の「くらべよう!」ページは、授業でそのまま使える、書き込み式のワークシートです。 2巻目、「カンガルー」では、生まれてから半年、お腹の袋の中でそだった赤ちゃんが、大きくなってもお母さんの袋に入りたがって、足がはみでているシーンがユーモラス。
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