山ねこから届いたはがきで、「めんどな裁判」に出ることになった一郎。森へ行くと、どんぐりたちが、だれが「いちばんえらい」かを争っていた。そこで、一郎は…。
「雪わたり」を読んだら息子が興味を示したので、またまた宮沢賢治に挑戦してみました。
一郎は山ねこから、どんぐりの裁判をどう収めるのか?と助言を求められます。
小学低学年からとあったので年長児でもいいかなと思いましたが、肝心の裁判のところが、息子にどう伝わっているのかがわかりませんでした。
絵が高畠純です。途中で一郎が出会うきのこの楽隊や馬車別当、山ねこらの絵がとてもユニークです。
私自身は、宮沢賢治のこの作品を絵つきで見たことがなかったので、絵に表すとこんな感じになるのだと興味深かったです。それにしても、宮沢賢治はこんな風変わりな話をよく思いついたものだと思いました。
一郎に手紙を書いた馬車別当が一郎に誉められて良い気分になっていくくだりがおもしろく感じました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子6歳)
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