
19世紀半ば、ヨーロッパの各地で、自由や平等、国民や独立といった理想を掲げ、その実現を図る人々の運動が継続的に起こります。産業革命で生産力と経済力を高めたイギリスは、原料と市場を海外に求め、インドの人々の激しい抵抗を抑えてその植民地化を進めます。また、アヘン戦争を起こして清を破り、自国に有利な自由貿易を認めさせます。発展する学問は、これらの活動と強く結び付いていました。
【目次】 もしもこの時代の学者・国王・反乱者たちが二人三脚をしたら!? 第1章 ヨーロッパの進出に揺れる清 第2章 ウィーン体制と諸国民の春 第3章 科学の発展が変える社会 第4章 インド大反乱

短期間で国を治める人が変わったり、いろいろな戦いがあったりと、目まぐるしく変化していく世界を出来るだけ流れが見えるように描かれています。
本当に複雑なのですが、「次はこの人が権力を握ったのね・・・」というのが分かり、面白いです。
何度も読み込んで、流れをつかめるようにするのが良いのだろうと思います。 (hime59153さん 50代・ママ 男の子13歳)
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