“いたずらこうさぎ、ぽんとはねて” 小さなしっぽと、まあるいおしり。 ころころころんところがって……。 “すっとこ、たっとこ” こさうぎは、どこへかけていく?
お母さんうさぎが、こうさぎを見つけて追いかけます。 楽しいかくれんぼと、おいかけっこ。 逃げて逃げて、どうなるかしら?
心地いいオノマトペに癒される、あかちゃん絵本。 文の麦田あつこさんは、かがくいひろしさんの「だるまさん」シリーズ、鈴木のりたけさんの「しごとば」シリーズ、ヨシタケシンスケさんの「発想えほん」シリーズなど、たくさんの絵本を手がけてきた編集者。 そして愛らしいうさぎの絵は、うさぎを描くイラストレーターとして人気の森山標子さん。 本作は、森山さんのうさぎを絵本にしたいという麦田さんの想いから生まれたのだそう。 同時発売の『ねむねむこうさぎ』と合わせて、おふたりの絵本作家デビュー作です。
個人的には、最後の2匹が首をよせあうシーンにキュンとしちゃいました。 首のかしげ具合、ピッタリ感といったら。 ぜひ絵本を見て、ふわふわの感触を想像してくださいね!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
あかちゃんが最初にであう、愛情たっぷりのファーストブック!いたずらこうさぎ、ぽーんとはねて、すっとこたっとこ、さあにげろ!おかあさんとたのしくおいかけっこ!
小学生の時にクラスでウサギを飼っていました。
表紙絵のこの構図にオノマトペ、まさにその通りなんです。
無邪気に飛び跳ねる様子、出てくる様子、そうそう、こんな感じです。
そのリアルさにまず感動しました。
こうさぎの何気ない行動を温かい視線で描いてある作品です。
かくれんぼに、おいかけっこも、何とも愛らしいです。
最後は、それはそれは素敵な光景。
乳児や小さいお子さんなら、一緒に真似っこしてみるのもいいかもしれません。
コロコロ転がして、高い高いして、薄い布でかくれんぼして、ばあ!
「まてまて」おいかけっこ遊びもいいかもしれません。
もちろん、「つかまえた」がクライマックス。
乳児・小さい子向けのおはなし会用にセレクト。 (レイラさん 50代・ママ )
|