雨が降り続き、おじいちゃんの畑のジャガイモが病気にならないか心配。あれ? とがったかけらが地面から顔を出している。何だろう……? ドグドグ ドルルルン! かけらが土からとびだして、土の人形になった。うねうねもように大きな目。きみはだれ?「ド・グ……ドグウ」「どぐうちゃん?」そして、ぼくはどぐうちゃんに連れられて土の中へ。ぼくは「縄文の世界」を体験することに。 誰しもひとめ見たらわすれられない魅力を持つ土偶のはじめてのおはなし絵本です。
近くに縄文遺跡群や古墳跡がある場所に住んでいるので、歴史博物館の展示品や、わずかに残る畑の風景の中で、タイムスリップした気持ちで読みました。
無機質な土偶が、どぐうちゃんになって、饒舌に昔語りをしてくれます。
タイムスリップ感が、素晴らしく実感出来ました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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