ちびのいっすんぼうしが都に出て、お屋敷で奉公する。お姫さまのおともで大路に出かけ、そこで鬼をやっつけた。……おなじみの昔話を草双紙・絵巻物を思わせる品格のある絵で描いた、魅力あふれる絵本。
いろんな「いっすんぼうし」を知っている人には、いっすんぼうしの旅の途中や、宮中での働きが省略されたこのお話が物足りないかもしれません。
でも、初めて読む人には、お話のエキスをしっかりとおさえたこの本はお薦めです。
絵がとても優雅で美しいと思います。
いっすんぼうしがとても小さいだけに、読み聞かせよりもひとり読みに適しているように感じました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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